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□■      kネット(共同親権運動ネットワーク) メールニュース
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 このメールニュースは、kネットが主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2010年7月22日  
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■今号のトピックス
Ⅰ.7・24「共同養育の日」
Ⅱ.岐阜家庭裁判所への申し入れ
Ⅲ.インフォメーション
Ⅳ.イベント案内
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┣☆┫Ⅰ.7・24「共同養育の日」
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(1)7・24日「共同養育で私たちが実現したいもの」参加ください

5月の第2日曜日は母の日/6月の第3日曜日は父の日/
7月の第4日曜日は親子の日、
親子の日の前日は「共同養育の日」

「親子の日」は米国人写真家ブルース・オズボーンさんが中心になって呼びかけています
http://oyako.weblogs.jp/news/

今年は7月25日。その前日を「共同養育の日」として
離婚後の共同養育についてあらためて考えます

参加は無料です。会場に直接お越しください。

〈以下案内〉

日本では離婚すると子どもはどちらかの親について行かなければならない
単独親権のもと、離婚によって会えなくなってしまう親子が存在する
法律によって引き離されてしまう親子
私たちは、共同親権・共同養育を求めている
仲が悪くなって離婚した両親が、離婚後に共同養育なんて、と考える人もいるだろう
でもやり方と支援があれば出来るはず
本当に子どもの福祉や子どもの最善の利益を考えての共同養育のあり方を模索してみたい

この集まりは共同親権運動ネットワークの一周年イベントを兼ねています

日時  7月24日(土) 午後1時~午後4時30分
場所  早稲田大学 早稲田キャンパス 7号館 204教室
内容
○講演 後藤 富士子(弁護士)
「家裁はどう変わる/家裁をどう変える:単独親権/共同親権」

○座談会:「できる!? 共同養育」&ミニライブ
植野 史(子どもに会えない親)
よしだよしこ(親に会えなかったシングルマザー)
野口 久美(別れた親に自由に会えた子ども)
溝田 幸 (離婚後も共同養育した親)

○「共同養育を広げよう」賛同アピール
発言 下村博文(衆議院議員、あしなが育英会)
    堤則昭(親子ネットNAGANO)ほか

主催 共同養育を進める実行委員会
賛同 共同親権運動ネットワーク、コトオヤネットさっぽろ、
くにたち子どもとの交流を求める親の会、親子の絆ガーディアン、
親子ネットNAGANO
連絡先:03-5909-7753 info@kyodoshinken.com

(2)討論集会「共同養育で家族は超えられるか」
   実践講座「女性が離婚、結婚を考えるとき」レポート

7月11日に行われた討論集会「共同養育で家族は超えられるか」では、
発言者がそれぞれの立場から、優性思想など単独親権制度の背景にある考え、
男性相談、女性相談でそれぞれ何が現在課題になっているか、男性が愚痴を
言い合える環境がない、子どもの養育にかかわりたい人がかかわっていい
はずなのに、などなど、さまざまな問題提起がなされました。
20人ほどの参加者で、子どもに会えない親の当事者だけでなく
元シングルマザーや別居親など、さまざまな立場や
問題関心から意見交換がなされ、今後の家族のあり方を
考えていく上での議論に一石を投じることができたのではと思います。

また、それに先だって行われた6月27日の「子どもに会えない親の
ための実践講座」最終回でも、講師から結婚についての男女の認識の
違い、DVが起こる構造、離婚を権利として認識することなど、の指摘
がなされ、当事者が自分のケースを考える上での意見交換ができた
のではないかと思います。
 
kネットでは、討論の内容については、近々報告集を発行し
また、これまでの議論の内容を踏まえ、実践講座を他の地域での
開催、内容を更新して行うなど、社会認識を高め、
別居親の状況を改善していきたいと思います。

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┣☆┫Ⅱ.岐阜家庭裁判所への申し入れ
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共同親権運動ネットワークでは
以前から子どもの面会を使った家裁での人質取引について問題にしてきました。
この度、植野の調停でなされた人質取引について
岐阜家庭裁判所と、同様の内容を最高裁判所宛に提出しました。
また同様の要望書を全国の家裁本庁に郵送したほか
7月20日には、岐阜家裁に直接行き、
家裁の総務課ほかに、事実調査と再発防止の研修を申し入れました。

子どもを誘拐した上で、親に金品を請求する行為は、
一般社会では犯罪ですが、親権者の名のもとに日本では容認されます。
また、「文化」の名のもとに肯定もされます。
親であろうがなかろうが、こういった行為は犯罪です。
そのことを法曹関係者の認識においても深めていく必要があります。

〈以下要望書〉

要望書

富田善範 岐阜家庭裁判所長 様

2010年7月16日
東京都新宿区西新宿6-12-4コイトビル3階
TEL 03-5909-7753
社団法人 共同親権運動ネットワーク

 私たちは離婚によって子どもと会えなくなった親のグループです。
 去る6月24日、12年間子どもと引き離された植野史さんが申し立てた面会交流の調停において、
相手方から子どもと会うためには300万円を用意するようにという要求がなされ、
調停委員会(富田善範裁判官、もんま、わにべ調停委員)を通じてそれが植野さんに伝えられました。
私たちは、岐阜家庭裁判所において、
このような人質取引が制止されるどころか
そのまま調停合意の斡旋の手法として使われることに、抗議します。
 子どもを人質にとって親に金品を要求する行為は、一般社会においては犯罪です。
しかし家庭裁判所においては、
人間関係調整の名の下に慣行として当たり前になされています。
 私たちの会は、「離婚するまで子どもと会わせない」、
「慰謝料を払うまで子どもに会わせない」などといった同様の人質取引を、
家裁の調停の場でなされたという親の相談を日々受け付けています。
 面会交流がテーマとなる調停は、
子どもを挟んだ冷静な関係がどう築けるかを目的とすべきと考えますが、
このような人質取引の容認は、子どもの気持ちをないがしろにし、
お互いの対立関係を深め、
自らの主張を子どもを武器に通そうとすることを許す点で極めて悪質です。
 離婚は親どうしの問題であり、家裁が子どもを育てるのでない以上、
「会う、会わせない」ではなく、
離婚後の養育のやり方を決めるための道筋をつけるのが家裁の役割です。
親権者であろうがなかろうが親は親です。
少なくともこのような人質取引は制止され、
将来に向けてルールに基づいた共同養育の斡旋をしなければ、
当事者の納得は得られないでしょう。
対立関係を深める調停を進めておいて、
「協力できないから面会交流は無理」というのでは、
家裁が親子関係を絶っているようなものです。
親どうしの関係が非関与でも、
取り決めさえしっかりしていれば面会交流は可能です。
 私たちは、植野さんの調停において、
二度とこのような主張が植野さんに伝えられないように求めます。
何より、植野さん親子の当たり前の関係が取り戻せることを願っています。
そして岐阜家庭裁判所における人質取引が今後なされないように、
職員の研修も含め再発防止を求めます。

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┣☆┫Ⅲ.インフォメーション
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(1)参議院選挙選挙結果

先の参議院選挙で、共同親権についてのアンケートに回答された方で
当選された方は、以下のようになっています。
徳永エリ(北海道・民主)、長谷川岳(北海道・自民)※Q2はわからない
小川敏夫(東京・民主)
猪口邦子(千葉・自民)※Q2はわからない
大野もとひろ(埼玉・民主)※Q1は無回答
斉藤よしたか(愛知・民主)

請願署名などに協力いただいてきた
千葉景子(民主・法務大臣)、円より子(民主)、
保坂展人(社民)、仁比聡平(共産)
などは、今回は当選しませんでした。

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┣☆┫Ⅳ.イベント案内
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他団体のイベントも含めて紹介しています。

■共同養育の日*「共同養育で私たちが実現したいもの」
日時 7月24日(土)13:00~16:30
場所 早稲田大学早稲田キャンパス7号館204号教室
講演 後藤富士子さん(弁護士)
「家裁はどう変わる、家裁をどう変える-共同親権と単独親権」
座談会「できる?! 共同養育」
進行 植野史、
発言 
よしだよしこ(親に会えなかったシングルマザー)
野口久美(別れた親に自由に会えた子ども)
溝田幸(離婚後も共同養育した親)
主催 共同養育を進める実行委員会
連絡先 03-5909-7753
*7月の茶話会はイベントと重なるため中止します。

■講演会/「離婚」前を向いて歩き続けるために!
『子どものいる夫婦が離れて暮らすとき考えなければならないこと』
日時 8月21日13:30開場、14:00開始
場所 半田市市民交流センター(愛知県半田市広小路町90番地
クラシティ半田3階)
講師 小田切紀子(児童相談所心理判定員、
スクールカウンセラーなどを経て、現在、東京国際大学人間社会学部教授。
心理学博士、臨床心理士)
・第1部(14:00~) 「基調講演」と子ども立場の当事者による「子どもの想い」
・第2部(16:00~) -質疑応答-
<休憩>
・第3部(17:30~) -親睦交流、情報交換、食事会- (~20:00)
定員 申し込み先着順50名(1次締切 7月30日、2次締切 8月8日)
参加費 第1部、第2部までご参加/1,500円
第1部から3部までご参加/3,000円
参加方法はメールにて、
MAIL:freetalksession_chubu10@mail.goo.ne.jp

■最高裁前宣伝、要請
日時 8月24日12:00~13:00
場所 最高裁前

■「離婚後の親子関係について
面会交流・共同親権の傾向と対策」
日時 8月28日
13:30~16:30講座
18:00~21:00相談会(離婚後に子どもと会うのが
難しくなっている方)
場所 千葉県印西市文化ホール大会議室
講師 宗像充(共同親権運動ネットワーク)
参加費 1000円
主催 kネット

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■ 編集部より
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