今回の日米首脳どうしの会談のテーマに国際離婚の問題が
仮に取り上げられれば、はじめてのことと思います。

産経ニュース
「日米首脳会談でハーグ条約協議へ」
2010.11.11 01:30

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101111/plc1011110130002-n1.htm

 菅直人首相がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため来日するオバマ米大統領と13日に会談する際、国際結婚における親権問題のルールを定めた「ハーグ条約」への日本加盟問題が議題に上ると想定し、日米両政府が水面下で調整していることが10日、分かった。条約は片方の親が承諾無しに子供を国外へ連れ去った際、元の居住国へ戻すことなどを定め、未加盟の日本は欧米諸国などから加入を求められていた。

 政府筋によると、大統領は首脳会談でハーグ条約を話題にするとみられる。日本側は「できるだけ早く結論を出せるように検討している」という趣旨の回答を想定しているが、首相の判断次第でさらに踏み込む可能性もあるという。

 法務省などによると、近年は国際離婚の増加に伴い、日本人の母親が外国籍の子供を外国人の夫に無断で日本へ連れ帰る事例が頻発。子供を連れ戻そうとした外国人の父親が日本国内で逮捕されるトラブルも発生している。

 米国は、すでにクリントン国務長官が前原誠司外相に加盟を促すなど日本への攻勢を強めていた。在日米大使館によると、日本人の親が米国から日本へ連れ帰った子供はこれまでに98件130人に上り、同様のトラブルを抱える国の中では3番目の規模だという。

 ズムワルト駐日米首席公使は産経新聞の取材に対し「子供は両親の愛を知る方がよい。大統領も一人の父親としてこの問題に関心があるだろう」と述べた。