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共同親権運動 第13号

共同親権運動 第13号

共同養育センターについて

間借りさせていただいていた事務所のオーナーが引越しをすることになった。ということは間借りしているkネットも引越しをしなければならなくなった。
それを機にkネットも変わっていくことになった。
運動体としてのkネットと社団法人としての共同養育センターという振り分けをしようということになった。

社団法人としては相談やビジテーション、講座、講師派遣、アドボケイト、生活支援、啓発活動を主にやっていく。それには事務所が必要なので、国立で場所 を探すことにした。ちょうど私の住んでいるところが取り壊しになると言われていたこともあって、不動産屋をまわった。自宅兼事務所という都合のいい考えが 頭の中にあったのだが、世の中甘くはない。不動産屋さんは口をそろえて「事務所となると大家さんが嫌がるんですよね」と言う。

去年から私の周辺 に変化が起こっている。この運動だけではない友人とのつながりが広がっていってる。その人たちに「Fumiは何をやっているのか?」と聞かれると、子ども に会えなくなった話から運動の話までしている。友人は近所に住んでいる若者から外国人、世界を旅している人まで幅広い。外国から来た人と話したときは「ど うして会えなくなってしまうのか」と本当に不思議そうな顔をしていた。共同養育が当たり前の国とそうでない国の感覚の違い。残念ながら語学がさっぱりな私 は、ほとんどつながらない単語とまわりの人のおかげで、なんとか話が伝わるという程度なのだが。最近は世界とつながっていくような気がしている。

友人が引っ越す部屋を借りる予定。法制化の運動も静かに進めている。多忙な毎日に疲れもたまっていくが、ここでへこたれてはいられない。
とにかく今やれることをやるだけ。とかっこいいことを言いつつ、やらなきゃならないことができてなかったりする。いかんいかん。

新しい事務所が落ち着いたら是非足を運んでください。(植野 史)