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□■   共同親権運動ネットワーク(kネット)メールニュース  No.64
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              ★選ばなくっていい パパの家 ママの家

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2012年1月1日  
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■今号のトピックス
新春のご挨拶
子どもと再会を果たした仲間からのメッセージ

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明けましておめでとうございます。

昨年も私たちとともに歩んでくださりありがとうございました。
2011年は民法に面会交流が明文化し
共同親権運動が一歩進んだ年でした。
仲間と励ましあいながら、
粘った末に面会を実現したメンバーからのメッセージで
年頭のご挨拶に代えさせていただきます。

依然、親子の交流を補償する法的な担保は得られていません。
家裁での交流を断つ決定もまだまだあります。
昨年できなかったことを今年こそ実現し、
世の中の認識を共同親権へと変えていく。
親が子どもに会うあたりまえのこと
もっともっと増やしていきましょう。(宗像)

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┣☆┫子どもと再会を果たしたメンバーからのメッセージ
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■「月2回の宿泊面会」

妻の不倫発覚、逆ギレしての子どもの連れ去りに
居場所がわからないままDV保護の申し立てをされ、
今5歳になる息子と、過去3年半のうち、2年会えていませんでした。
裁判所の月イチ数時間にしろという圧力や、
引きはなしを助長する相手悪徳弁護士とは徹底的に戦いました。

審判では月2回の面会と、宿泊の検討を勝ち取りました。

その後、不倫相手を訴訟で訴え、これも勝訴したことで、
最終的には和解によって親権を取り、月2回の宿泊面会となりました。
空白の時間を埋めるべく、宿泊面会では一緒にカレーをつくったり、
どうぶつ将棋をしたり、共同で何かをすることを意識しています。
ようやく親子の絆がもどり、精神的にも落ち着きをとりもどしました。
「心が折れなければ、必ず勝てる」と
決意した3年半は無駄ではありませんでした。
多くの仲間の助言がなければ決して
このような結果にはならなかったでしょう。
kネットのみなさんには本当に感謝しています。(安田孝典)

■「目に見えるものの後ろに隠れているもの」

後1カ月で2歳になる息子と、本当に突然引き離されてから、
3年半、やっと会える日が来ました。
あるプレイルームで、双方の弁護士が立ち会いのもとでした。
私は、そのプレイルームに入った途端、
すぐに息子の存在に気付きました。
弁護士から「いっぱい人がいてわかりませんね。」
と言われて「すぐわかりますよ、あそこで遊んでますよ。」
と答えたのを覚えています。
「ママだよ。○○(子供の名前)」というと
少し照れたように首を左に少し傾けて「うん」と言いました。
私と一緒に遊んでいる合間に、2人の弁護士が座っている
椅子の所に大きな熊のぬいぐるみを持っていき、
小さな熊のぬいぐるみを大きな熊の胸にもっていき、
「こっちがママの熊でこっちが子供で、お乳吸っているんだよ」
と言ったそうです。
別れる時には、それまで遊んでいたところから離れ、
本のあるところに座り込み、恐竜の絵本を読みだしました。
私が声をかけても顔を挙げようとしません。
私は「○○、ママは○○が一番なんだよ、○○の事大好きなんだよ、
だからその事だけよーく覚えておいてね。
次も絶対会おうね。約束しよう」
と言って小指を出して、指きりをしました。
 
日々が経ち、2回目に息子に会える日がやってきました。
その日は、息子に「○○、ママ○○の事抱っこしてもいい?」と聞きました。
息子は、「重いいんじゃないかな」と笑いながら
ちょっと照れながらいいましたが、
抱き上げながら「大丈夫だよ、ほら」と言って、ぎゅっと抱きしめました。
そして前回も言ったように「
ママは○○が一番なんだよ。○○大好きだよ」と言いました。

息子は、その後、ひとり言のように色々しゃべりました。
恐竜は、雄だけになってひとりぼっちになって、
でも生まれ変わって人と一緒になったから寂しくないとか、
お馬さんは卵を産んで、二人で大事に大事に育てるんだとか。
僕はパパの事大好きなんだけどね…、とか。
お遊戯会にパパが来てくれなかったんだとか…。
 
私がまだ幼い5歳半の息子から、
短い面会で感じたのは、“寂しさ”その一言でした。
そして、“渇き”でした。
息子とは、その日にも「次は2月に会えるからね。
○○も元気でママも元気で、がんばろうね」
と言い指きりをして、ハグをして別れました。
息子は「2月はすぐだね。」と言っていました。
息子とあった直後、その様や心を感じて、
私の心もしめつけられるような
言葉にできない苦しさで一杯になりました。
 
しかし今は、その気持を心の片隅に持ちながらも、
これから、息子とどう係わっていくか考えています。
一つだけ変わらないのは、
ママは○○が一番で大好きなんだよ、ということ。
それを伝え続けること。

物事には、目に見える事象の後ろに、
その数十倍数百倍の目に見えない事象が隠れている、
と教えてくれたのは、私の祖母でした。
私はそれを信じて、
様々なことを糧にできる大人になってくれることを
日々願い続けていきたいと思っています。(S)

■「6年ぶりの親子交流」
 
11月最終週の日曜日の夜、
携帯のメール交信がしばらく途絶えていた子どもから、
折り返し電話が欲しいと連絡が入った。
外出中だったので自宅に戻り、子どもと直接会話することができた。
どうやら楽器が欲しいらしい。
実は半年前にも同様の連絡があったが、詳しい状況が判らなかったので、
立ち消えになってしまった。
この半年の間、子どもなりに戸惑いながらも、
どうしても楽器が欲しいと思うに至ったのだろう。
電話越しに彼の気持ちが伝わってきた。
母親に確認のところ、子どもの気持ちを叶えて欲しいとのこと。
子どもに対して、了解を告げた。

12月の最初の日曜日、
楽器店がある大久保駅で子どもと再会を果たした。
小5の時の家庭裁判所でのマジックミラー越しの試行面接、
小6の一学期終業式の登校時に会いに行った際に
通報されて派出所に任意出頭した時を除けば、
彼が小2の時に引き離しに遭遇して以来6年ぶりの再会となった。
改札口は人気がなかったこともあり、
彼と思しき後姿を見るや、概ね見当がついた。
首筋にあるほくろで彼を確信した。
肩に手を掛け、振り向きざまに抱き合った。
楽器店に向う途中、一旦喫茶店で近況報告含め楽器購入の対策会議。
不思議なもので、
6年間の空白が感じられないほど会話がスムースに進んだ。
その後、携帯メールやskypeなどで交流をし、
クリスマスの夜も再会を果たした。
唯一無二の一人息子ではあるが、
私の心の中には今、二人の子どもが存在している。
すなわち、小2の子どもの彼と、中2の変声期で身長160cm超の少年の彼。
どうにも不思議な感覚だ。

幸いにして、人生で一番多感な年頃を迎える
思春期の彼との再会が果たせた。
相も変わらずいい加減な司法に委ねることなく、
面会交流が果たせたことを嬉しく思う。
子どもよ、TBSこども音楽コンクール東日本Aブロック優秀賞、
千葉県アンサンブルコンテスト銀賞、格好いいじゃん!(新山 登)

【リーフレット「共同親権・共同養育ってなぁに?」】

共同親権運動ネットワークでは、リーフレット
『共同親権・共同養育ってなぁに?』を発行しています。
共同親権やハーグ条約についてわかりやすく解説するとともに、
巻末には、会報「共同親権運動」でおなじみのマンガ
「また会う日まで」を収録しています。

□頒布価格 300円(会員・賛同者は200円)
□申し込み 住所、氏名、郵便番号、電話番号、冊数、
会員(賛同者)、非会員の区別を明記の上、以下まで
→info@kyodosinken.com

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★編集部後記
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子どもたちに毎週月曜日、絵葉書を送り続けて5年になる。
会えてたときも、会えてないときも毎週2通ずつ書いて送る。
最近は会ったときに、絵葉書に書いて手渡すとじっと見ている。
いったい何を考えているのだろうと2時間半の面会で
話題にするのは難しい。そのうち話すときもあるだろう。
1歳で別れた下の子も今年小学生。
その分、自分も少しは成長しただろうか。
みなさん、今年もよろしくお願いします。(宗像)
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