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□■   kネット・メールニュース  No.101   
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              ★選ばなくっていい パパの家 ママの家

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2013年2月9日  
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【家庭裁判所に法の支配を/日弁連に人権の確立を】

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■今号のトピックス
1 見目明夫裁判官、調停で調停案を破る
2 日弁連・裁判所に要望書提出
3 ハーグ条約、渡辺よしみ(みんなの党)代表質問

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┣☆┫1 見目明夫裁判官、調停で調停案を破る
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(1)横浜家裁横須賀支部、見目明夫裁判官

調停の席で調停案を破る裁判官がついに登場しました。
詳細は以下から。

http://kasaicheck.seesaa.net/

木下智博さんは、実名を出して現在横浜家裁に
この件について告発しています。
家裁の密室性が、もっとも悪質な形で露呈したのが本件です。

===== ===== ===== =====

木下さんは横浜家庭裁判所に離婚訴訟を起こされました。
アルコール依存症の木下さんは、妻への暴力があり、
国立久里浜医療センターに通っていました。
2012年には妻への傷害事件で起訴され罰金20万円を科され
刑が確定しています。
現在はセンターに定期的に通院し、薬物療法を続けながら
カウンセリングを受けています。

初回の調停では相手方はひどいDVを受けた事実を
裁判所に認めてほしいと裁判を主張し、
木下さんの代理人が調停案等を説明しましたが、
見目は「原告が載ってくればね」と言って退席しました。
その後、木下さんは3部の相手への謝罪所を裁判所に提出しました。

木下さんの代理人はきっかけづくりとして婚姻費用分担の調停を提起しました。
支払いが争点になれば、話し合いに応じると木下さんの代理人は考えました。
木下さんも和解が目的で金銭が欲しいわけではありませんでした。
子どものためにこれ以上の争いは避けたいという考えです。

2回目の調停時、相手方は裁判の主張を変えませんでした。
最後に見目が入室し、相手方弁護士2名、調停委員2名、
木下さんとその弁護士の7人がいる中で木下さんが提出した謝罪書にある
「法的には婚姻費用を請求できるようですが、私はそのようなことはしません」
という文言を人差し指で指しました。
見目は謝罪書を指で何度か叩きながら
「これは本意なのか、本意なのか」と木下さんを問い詰めました。
木下さんが反射的に「はい」と言ったとたん、
見目は「ここに調停案を書いているんだよ」と言いながら、
ワープロ書きのA5ほどの紙を取り出し、
在籍する6人全員の前で破り捨てました。

(2)「無職」を理由に証拠不採用

なお、見目裁判官は、
意見書を書いた方が無職であることを理由に
公開の法廷の席で、証拠を不採用しました。

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┣☆┫2 日弁連・裁判所に要望書提出
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(1)「謝ってよ、日弁連」

日弁連宛には以下の各項目について要請しました。詳細は以下から。

http://kyodosinken.com/2013/02/03/%E5%BC%81%E8%AD%B7%E6%B4%BB%E5%8B%95%E
3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%9D%A2%E4%BC%9A%E4%BA%A4%E6%B5%81%E
3%81%AE%E4%BF%83%E9%80%B2%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E8%A6%81%E
6%9C%9B%E6%9B%B8/

なお、弁護士の皆様から、
日本では、親による子の連れ去りについて、
犯罪であるとの認識がなく、
価値観の変化を期待する意見がありますので、
「親による子の連れ去りは犯罪です」と
私たちも遅ればせながら述べることにしました。

ぜひ、共通の土俵でお話しがしたいものです。

1 2011年2月18日付けの
「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」に関する意見書は、
私たちと私たちの子どもたち、そして将来離婚に直面する子どもたちに対する差別です。
謝罪し取り消してください。

2 片親疎外は別居親への虐待であり、
児童虐待であるとの会内での共通認識を早急に確立してください。

3 子どもの連れ去りは犯罪です。
親権を得るために「連れ去り」を教唆し、
その後の調停や審判においていたずらに時間をかけて片親疎外を進行させ、
人質取引を弁護の手段として使うことが放置されることのないように、
会内に周知してください。

4 面会交流の不履行に対しては、不履行が違法行為にあたることを、
自身のクライアントに指摘するよう、会内に周知してください。

5 子どもの手続代理人は、両方の親との十分なコンタクトを確保することが、
子どもの利益であるとの原則のもとに、
弁護に当たることを会内に周知してください。

(2)裁判所はガイドラインを作りましょう

裁判所宛には以下の各項目について要望しました。詳細は以下から。

http://kyodosinken.com/2013/02/03/%E5%AE%9F%E5%8A%B9%E6%80%A7%E3%81%82%E
3%82%8B%E9%9D%A2%E4%BC%9A%E4%BA%A4%E6%B5%81%E3%81%AE%E5%AE%9F%E6%96%BD%E
3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8/

1 子育ての権利、子どもの権利双方の視点から、
児童心理や臨床心理に基づいた、国際的な基準に沿った「相当な面会交流」
(隔週宿泊付き、長期休暇中の長期滞在)のガイドラインを年齢に応じて提示してください。

2 ガイドラインに沿った斡旋、決定を行い、
早期の面会交流を実現し、手続保障の名のもとに、
いたずらに調停や審判に時間をかけて片親疎外を進行させ、
人質取引がなされることがないようにしてください。

3 また、申し立てた時点での事情をもとに合意、決定をしてください。

4 調停欠席や、面会交流の不履行に対しては、
現在できる限りの強制の方法を積極的に用いて、
親子の引き離しが長期にわたることがないように、早期に対処してください。
不履行がくり返された場合には、監護者として不適格であるとの認定してください。

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┣☆┫3 渡辺よしみ(みんなの党)代表質問
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1月31日の衆議院本会議の各党の代表質問で
渡辺よしみ(みんなの党)代表が質問しました。

http://www.youtube.com/watch?v=8iJuHIl_KmI

質問に答え安倍総理大臣は、
ハーグ条約の批准については早期締結を目指す、と述べました。

一方、渡辺代表は、
海外では100日以上となっている相当な面会交流について、
日本では、月に1度2時間程度、それも施設の中、という現状を
具体的な指摘をしてダブルスタンダードの解消を促しました。

安倍首相は、この件については、
条約からは、必ずしも要請されていないと述べるに止まりました。

邦人保護の観点から、この件については慎重論が根強いですが、
条約に入っておらず、日本では親の養育権が軽んじられ、
日本に連れて行かれれば二度と子が親と会えなくなるという事情を
海外の裁判所は理解しているので、
国内で子が海外に連れ去られた場合、
同様に返還されないという事態が生じています。

また、同様に、海外の裁判所で子の養育権が争われた場合には、
日本人の場合不利になるという現実もあります。

連れ帰った日本国籍の親とその子は保護するが、
連れ去られた日本国籍の親とその子は保護しない、
ということを指してダブルスタンダードと呼びます。

外務省がこの条約批准に前向きなのは、
その事実を知っているからに過ぎません。

邦人保護の理由とされるDVですが
外務省も昨年、職員が現地で逮捕されています

AWS「日本のサンフランシスコ副領事、DV容疑で逮捕」
http://www.awstokyo.org/aws-board/detail.cgi?sheet=hp1&no=24

日本国内に連れ去れば、DVの被害から逃れられる
という主張は、海外のDV対策の現状から、無理があります。

海外とのダブルスタンダードは
家庭内の問題への刑事介入の有無という側面で
DVと連れ去り双方で問題になります。

「夫が妻を殴る」「親が子を連れ去る」
どちらもいい文化ではないのですから、
ハーグ条約をきっかけに
家庭内の問題への刑事介入に消極的な
現在の国内のあり方をともに見直すべきでしょう。

でないと、それこそ「ダブルスタンダード」でしょうね。

【『子どもに会いたい親のためのハンドブック』発売】

http://www.shahyo.com/mokuroku/life/feminism/ISBN978-4-7845-1489-2.php

青木聡・蓮見岳夫・宗像充+共同親権運動ネットワーク・編著
(A5 判並製/ 224 頁/定価: 本体1,700 円+ 税)

夫とケンカした際家を追い出され、その後子どもと会わせてもらえなくなった。
子どもを連れて妻が実家に帰ったきり戻ってこず、子どもとも会わせてもらえない。
夫婦間の関係はどうあれ、
それを理由に親子関係を絶つ権限が子どもを見ている親にあるわけではありません。
離婚後も、双方の親が子どもの養育の責任を引き続き担っていくことをめざして、
共同養育を模索するための手引き。

ご購入はこちらから
http://www.amazon.co.jp/dp/4784514899
http://honto.jp/netstore/pd-book_25473415.html

【「共同養育・面会交流」リーフレット配布】

共同親権運動ネットワークでは、
共同養育、面会交流の普及促進のために啓発のためのリーフレットを作成しました。

http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_2012%20knet_0104.pdf
http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_2012%20knet_0203.pdf

ご活用いただくとともに、関係機関への配布を行っています。
配布にご協力いただけるかたは、共同親権運動ネットワークまでご連絡下さい。
こちらから必要な枚数(10枚から)をお送りいたします。
また、離婚時の取り決めだけでなく、調停や審判、裁判でもご活用ください。

お問い合わせは以下
TEL 03-6226-5419
FAX 03-6226-5424
Eメール info@kyodosinken.com(kネットリーフレット配布係)

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★編集部後記
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友だちに、ハンドブックを無理矢理買わせた。
「この本使わないようにね!」と書いてサインした。
最近、子どもが生まれた友達に、新刊をプレゼントしようかと
思ったけど、ブラック過ぎてやめといた。
雑誌の編集者に「どうしてこういう本が出なかったんでしょう」
と聞かれて「不幸の手紙を書いて配るのはためらいますよね」
と返事した。(宗像)

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