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□■   kネット・メールニュース  No.117   
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           ★選ばなくっていい パパの家 ママの家

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2013年5月19日  
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【家庭裁判所に法の支配を/日弁連に人権の確立を】

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■今号のトピックス
1 明日1時半~「共同監護と面会交流」  
2 ハーグ条約加盟承認案は22日可決へ

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┣☆┫1 明日1時半~「共同監護と面会交流」  
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ハーグ条約承認案の国会での成立が間近ですが、
国内外の法制度の違いについて理解を深めるために
以下の講演会が開催されます。
誤解の多い、離婚と子どもに関する議論、
よりよい日本の制度を作っていくための一里塚に
なるとよいですね。

著者等の関係書籍の販売も行います。
kネットメンバーも運営に協力しているため、
ハンドブックほか関係書籍も多数販売しています。

*詳細が変更になっております。

■開始は1時半~
■参加費は1000円

ごめんなさい。

 ====== 【ここから】 ======

講演「共同監護と面会交流 ~アメリカ、そしてスウェーデン」

ハーグ条約の加盟が目前に迫る中、
離婚・未婚時の子の養育をめぐる
日本と海外との法制度や考え方の違いが注目されています。
しかし実際に海外の共同監護がどのように実現されているのか、
日本にいる私たちは、断片的にしかわかりません。
海外で共同監護や面会交流は
裁判所でどう扱われるか? 実際にどうされているのか?
親権の考え方は? 法律は?

アメリカのカリフォルニア州の家庭裁判所で長年にわたって
離婚事件を扱ってこられたレオナード・エドワーズさんから
直接お話しいただきます。
またスェーデンの共同養育を現地で研究されてきた
善積京子さんから報告いただきます。
これからの日本の法制度をどうしていくか
……ともに考えましょう。

【時間、参加費を変更しています。ご注意下さい】

●日時 2013年5月20日(月)
13:00開場13:30開始~16:30(終了)
◎内容 (講師紹介は裏面) 
13:30 主催者挨拶 
      棚瀬孝雄( 弁護士、中央大学教授、法社会学)
13:40 講演「スウェーデンでは」
      善積京子さん(追手門学院大学教授、家族社会学)
14:30 講演「アメリカでは」
      レオナード・エドワーズさん
     (Leonard Edwards、カリフォルニア州家庭裁判所元所長、      シカゴロースクール教官)
      講演後質疑あり
●場所 弁護士会館クレオBC
(東京都千代田区霞が関1丁目1番3号弁護士会館2階、
 地下鉄「霞ヶ関駅」B1-b出入口直結)
●参加費 1000円(予約不要です。直接会場にお越し下さい)
*通訳有り

■主催 共同養育講演会・実行委員会
連絡先  03-5919-7501(棚瀬法律事務所) 
メール tanase@law-t.jp 

講師ほか紹介

善積京子(よしずみ・きょうこ)
追手門学院大学教授、家族社会学。
近著に『離別と共同養育 スウェーデンの養育訴訟にみる
「子どもの最善」』(2013年4月)ほか、
『スウェーデンの家族とパートナー関係』(編著)、
『現代世界の結婚と家族』(共編著)

レオナード・エドワーズ(Leonard Edwards)
カリフォルニア州家庭裁判所元所長、シカゴロースクール教官、
カリフォルニア司法協会、
長年裁判官として離婚と虐待の問題を扱ってきた。著書多数。

棚瀬孝雄(たなせ・たかお)
弁護士、中央大学法科大学院教授、京都大学名誉教授、法社会学。
独自の共同養育法案を作るなど、
離婚と子どもをめぐる法整備について活発に発言。

*講演終了後、講師も交えて懇親会を予定しております。
場所・参加費等は終了時にアナウンスいたします。
お気軽に参加下さい。

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┣☆┫2 明日1時半~「共同監護と面会交流」  
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(1)22日可決成立予定

ハーグ条約加盟承認案は22日(水)、
参議院で可決成立する見込みのようです。
ようやく国際的な人権保障の枠組みに
日本も足を踏み入れます。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051800197

(2)日経の記事

■日経   2013/5/16
「ハーグ条約に揺れる親心 今年度内にも加盟実現」

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO55093020W3A510C1CC1000/

この記事には以下のような親のコメントが
加盟に不安を寄せる親の声として載っています。

「米国の化学系メーカーに勤務していた元夫は、
息子が産まれて間もなく育児を放棄。
家計にお金も入れなくなった。
耐えかねた女性は元夫に無断で帰国し、埼玉県の実家に身を寄せた。

その後も元夫は子供との面会を繰り返し要求。
養育費を一部負担してもらうことを条件に電話やメールでの
やりとりは認めたが、面会を巡り先の見えない交渉が続く。

条約加盟前の事例まで遡って返還を義務付けられることはないが、
女性は「加盟を理由に強硬に返還を迫られるかもしれない」との
恐怖感が消えないという。」

母親から見れば父親の主張は「虫がいい」でしょうが、
親が自分の子どもに会いたいと思うのは当たり前です。
父親にも感情があるでしょうね。
養育放棄を連れ去りの理由にしていたわけですから、
面会を制約するのは子どものためではなく親の感情です。
子どもを人質にしての人質取引をすれば、
子どもを物扱いしているので
親がやってもそれを「子どものため」と
正当化することはできません。

「不法な」子の連れ去りの抑止を目的とする条約加盟の最大の論点は、
連れ去りのケースを国内外にかかわらず不法とするか否か、です。
条約に入ることで日本は不法とする方向に梶を切りました。
これは条約の是非の問題でなく、日本という国の選択の問題です。

【『子どもに会いたい親のためのハンドブック』好評発売中!】

http://www.shahyo.com/mokuroku/life/feminism/ISBN978-4-7845-14
89-2.php

青木聡・蓮見岳夫・宗像充+共同親権運動ネットワーク・編著
(A5 判並製/ 224 頁/定価: 本体1,700 円+ 税)

夫とケンカした際家を追い出され、
その後子どもと会わせてもらえなくなった。
子どもを連れて妻が実家に帰ったきり戻ってこず、
子どもとも会わせてもらえない。
夫婦間の関係はどうあれ、
それを理由に親子関係を絶つ権限が子どもを見ている
親にあるわけではありません。
離婚後も、双方の親が子どもの養育の責任を引き続き
担っていくことをめざして、
共同養育を模索するための手引き。

ご購入はこちらから
http://www.amazon.co.jp/dp/4784514899
http://honto.jp/netstore/pd-book_25473415.html

【「共同養育・面会交流」リーフレット配布】

共同親権運動ネットワークでは、
共同養育、面会交流の普及促進のために啓発のためのリーフレットを
作成しました。

http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_
2012%20knet_0104.pdf
http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_
2012%20knet_0203.pdf

ご活用いただくとともに、関係機関への配布を行っています。
配布にご協力いただけるかたは、
共同親権運動ネットワークまでご連絡下さい。
こちらから必要な枚数(10枚から)をお送りいたします。
また、離婚時の取り決めだけでなく、
調停や審判、裁判でもご活用ください。

お問い合わせは以下
TEL 03-6226-5419
FAX 03-6226-5424
Eメール info@kyodosinken.com(kネットリーフレット配布係)

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★編集部後記【やめてよね! 片親排除法制】
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何だか、ハーグ条約で連れ返されるのを怖れる側の
声を伝えるのがメディアの使命と新聞が考えるなら、
メディアもこの条約はよくない、と社説なりで
堂々と主張しないと無責任だよね。
というかそれって「姑息」。(宗像)

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