http://www.bunkaplaza.or.jp/jishu/14/daigaku/1401.html

第75期 高知市民の大学

21世紀に入り、世界も日本も大きな曲がり角に来ているように思われます。拡大から縮小へ、競争から共存へ、社会も私たちの生活も大きく変わりつつあり、新しい価値観も生まれてきています。しかし一方では、これらの変化には惑わされずに、数千年の人類の歴史を貫く価値観も厳然として存在しています。私たちは社会の変化を知り、これに対応する必要に迫られる一方で、時間と空間を超えた不変の真理にも心を惹かれます。

創設以来35年、県下における生涯教育のパイオニアである「高知市民の大学」は、「食品」や「年金」といった生活に密着した問題と、「宇宙」や「心」のような、いわば「不易」な問題をバランスよく取りあげて、毎回多くの市民の皆様に受講していただいております。大学外や県外からも魅力ある講師をお招きするのも本大学の特徴です。

夕べのひと時、共に学び、共に考えませんか?知の刺激は心地よいものです。

在学期間 2014年4月1日(火)~2014年7月15日(火)
場所 高知市文化プラザかるぽーと 11階大講義室
曜日と時間 総合コース 火曜日 18:30~20:00
社会科学コース 金曜日 18:30~20:00
募集人員 各コース 80名
授業料 1コース 2,800円(テキスト代500円を含む)
2コース一括 4,800円(テキスト代1,000円を含む)
※1日だけの受講もできます。各回500円(当日文化プラザ8階で受付)
講座 講義(質疑応答、意見交換を含む。)
お申し込み・
お問い合わせ 2014年3月11日(火)から高知市文化プラザ8階 高知市文化振興事業団で受け付けます(月曜休館)。
〒780-8529 高知市九反田2-1 高知市文化振興事業団 市民の大学係
TEL088-883-5071
その他 講義の課程は下記のとおりですが、講師、天候等のやむをえない事情で予定を変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
最終日は講義終了後に閉講式を行い、規定の受講日数に達した受講生には修了証書を授与します。
主催 高知市民の大学運営委員会(委員長 高知大学名誉教授 鈴木堯士)
高知市文化振興事業団
高知市教育委員会

金曜日・総合コース 『日本のモンダイ×憲法——いろいろな視点から憲法を考えてみよう』

※本コースは約60分の講義の後、憲法学者と講師が約20分のディスカッションを行います。

月日 講義テーマ 講師
4月4日 憲法を知っていますか?
——憲法の概要と本コースの紹介 高知大学人文学部講師
岡田健一郎
4月11日 結婚、離婚、家族のかたち
——共同親権運動の現場から〔家族〕 共同親権運動ネットワーク運営委員
宗像 充
4月18日 平和を求める権利と原発・再生可能エネルギー〔エネルギー〕 高知大学名誉教授
岩田 裕
4月25日 植木枝盛の憲法草案〔歴史〕 高知市立自由民権記念館館長
松岡僖一
5月2日 地域経済の活性化と憲法〔地域経済〕 高知大学名誉教授
福田善乙
5月9日 もうひとつの「9条」
——日本における独占禁止法の変遷〔経済法〕 高知大学人文学部教授
横川和博
5月16日 ファミリーバイオレンスについての問題点〔社会福祉〕 高知あいあいネット代表、フードバンク高知代表
青木美紀
5月23日 首切り・過労死・残業代不払・・・労働現場が危ない
——弁護士が見た職場の実態〔労働〕 高知法律事務所・弁護士
谷脇和仁
5月30日 ジェンダーで「仕事」「家事」「子育て」を語る
〔ジェンダー〕 高知大学教育学部准教授
森田美佐
6月6日 貧困と教育−学習権の保障と憲法[教育] 太平洋学園高等学校教諭
藤田 毅
6月13日 財政再建はどのように進めるべきか〔財政〕 高知大学人文学部准教授
霜田博史
6月20日 メディア・ジャーナリズム・秘密保護法〔メディア〕 高知新聞記者
高田昌幸
6月27日 沖縄・オスプレイ・安保〔安全保障・外交〕 高知大学名誉教授
根小田 渡
7月4日 TPPが変える暮らしと民主主義〔TPP〕 高知大学人文学部教授
岩佐和幸
7月11日 社会から見える憲法のかたち
——まとめと討論 複数講師