家庭裁判所と宇都宮城址公園事件

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2016年10月23日に栃木県宇都宮市内の近接した3ヵ所で
連続して起こった爆発事件。
巻き込まれた男性3人が重軽傷を負った。
事件を起こしたのは72歳の元自衛官であった。

この元自衛官の行為は、他人を巻き添えにするようなことであり、
容認できるものではないが、
後にこの元自衛官が抱えていた葛藤が明らかになるにつれて、
この事件の背景には、根深い社会問題が遠因になっていた
可能性があると考えられる。
元自衛官は、事件前に家庭裁判所における裁判の不公平さに
激しく憤っていたようで、その妻との間での裁判において、
裁判所が事実について殆ど向き合おうとせず、
根拠も確認しないで片方の言い分のみをもって
事実とし裁定を下されたと主張していた。

この元自衛官は、ネット上で様々な方面に、
その主張を訴えていました。
事実、当会にもそのメッセージは送られて来ておりました。
これまで当会も、家庭裁判所の目にあまるような運用には
疑問を抱き続けてきました。
もし、適切な支援が行われ、適切に運営されていれば、
この事件を防げた可能性も否定できません。
よってこの度、その辺りの背景を探るべく、
緊急討論会を催したいとおもいます。是非、ご参加下さい。

双方の言い分を聞き、根拠を確認し、
隔たりを埋めるのは容易ではないですが、
それに向き合わなければ、公平な運用とは言えません。
それに向き合わないのは裁判所の怠慢ではないか、
悲劇を繰り返さない為にも私達は、目を逸らさず、
あえてこの問題について取上げたい。

◆日時:12月3日(土) 13:15開場、13:30開始~16:30

◆場所:東銀座313ビルセミナールーム
(東京都中央区銀座3-13-19 東銀座313ビル8F)

・東京メトロ銀座線「銀座駅」 A12 出口から徒歩5 分
・東京メトロ日比谷線 「東銀座駅」 5 番出口から徒歩2 分
・都営浅草線 「東銀座駅」(日本橋駅方面から) A7 出口から徒歩2 分
・都営浅草線 「東銀座駅」(新橋駅方面から) A8 出口から徒歩2 分
・東京メトロ有楽町線「新富町駅」 1 番出口から徒歩3 分

※参加費 500円(予約不要。直接会場にお越しください)

■主催 共同親権運動ネットワーク
・TEL:080-6652-8301(kネット)
・メール:contact@kyodosinken.com

≪≪≪ 討論会 発言者紹介 ≫≫≫

◆古賀 礼子(弁護士)「事件の法的背景、裁判運用の問題点」
第一東京弁護士会所属。稲坂将成法律事務所。
引き離し事例を多く手掛け、現行民法での離婚事件の運用の矛盾、
限界について問題提起してきた。

◆天野誠一郎(障害当事者)「事件をとりまく家族の問題」
脳性麻痺による身体障害者として国立で自立生活を送る。
精神障害者の家族会の運営にもかかわる。
国立市の「しょうがしやがあたりまえに暮らすまち宣言」条例制定にも尽力。

◆西牟田 靖(ノンフィクション作家)「マスコミが事件を軽視するワケ」
「捨てられる夫たち」(週刊朝日2014年9月26 日)、
「『DV防止法』成立15年で急増した『冤罪DV』実態報告
(2015年9月24日週刊新潮)で親権問題、虚偽DVの問題を告発。
著書に『誰も国境を知らない』(情報センター出版局、2008年)他多数。

◆宗像 充(ライター、kネット)「宇都宮城址公園事件とは何か」
2008年時に人身保護命令で子どもを引き渡して以来、
共同親権運動を提唱、牽引。『子どもに会いたいハンドブック』著者。