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□■  kネット・メールニュース  No.329
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」
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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2017年4月6日
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■今号のトピックス
1 断絶新法=連れ去りよくないけどやっていい法
2 日本のフェミニズムの現状
3 4月のホットライン
4 4月の交流会情報

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選ばなくっていい、パパの家、ママの家
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┣☆┫1 断絶新法=連れ去りよくないけどやっていい法
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何度かこのメールニュースで断絶新法(親子断絶防止法の略称)について
問題点を指摘したところ、昨日心配になった別居親の方から電話がありました。

Aさん「これって連れ去りはよくないけど、
やっていいってことなんですよねえ」

Kネット「そうですねえ。それだけならまだましですけど、
連れ去り行為はこうすれば認められるって条文まであるのが
これまでにない新しいところですよね」

A「とにかくまず作んないとという意見もあって……」

K「作んなくても民法766条で賄えるのに、
わざわざマイナスの条文を作るって、意味が分かりません。
何のために作るんですかね。
ぼくたちは出てきた条文を見て判断しているので、
なんでこんな法律をつくるのに別居親が運動しているのか
まったく理解できません」

A「きちんとした議論がなされないままに法案ができた。
反対する議員の意見を飲んじゃったってことでしょうか」

K「さあ、ぼくたちは法案の策定に加わっていませんし。
議員は声の大きい意見に左右されがちですから。
だけど法律の理念と真反対の修正の意見が出てきたときに、
議員がそうするって言って、それに物が言えなかったんでしょう。
市民活動の後押しがないと、そうなるのは当たり前です。
そんなこと、やってる連中はわかんなかったんでしょうか」

A「この3年間、デモもやらなくなったし、運動が目に見えなかった」

K「正直、先送りされるぐらいなら、廃案になってくれたほうが
問題点の指摘が直接政策に反映されやすいですから
運動はやりやすいですよね。
立法活動のためには個別の問題は先送りされますから。

法律ができるにしろできないにしろ、
いずれにしても、きちんと問題点を指摘して
当事者が望まない法律だというのを今言っておかないと、
仮に法律ができたとしたら戦えなくなりますよ」

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┣☆┫2 日本のフェミニズムの現状
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先日の「単独親権、やっぱり問題」のレポートです。
一部抜粋です。

単独親権、やっぱり問題レポート

久米さんの専門分野は、マスキュリズムです。
フェミニズムが女性の人権擁護主義であるのに対し、
マスキュリズムは男性の人権擁護主義を指します。
どちらも性差別を廃止し、
男女同権を実現していこうとする点では共通しています。

米国では、初期のフェミニスト運動において、
父親の育児参加は歓迎されたそうです。
それによって、女性の社会進出が進むと期待されたからです。
しかし、1970年半ば、フェミニストの主流派は、
一転して父親の子育てに抵抗するようになります。

子育てという伝統的に女性が担ってきた領域が、
男性に開かれることにより、女性が不利益を被ることを恐れたのだと、
久米さんは解説しました。
更にフェミニストは、暴力的な男性によってDV被害を受ける女性達という
構図を主張し、共同親権を否定するようになります。

これに反発したのが、Warren Farrellなど、マスキュリズムの運動家です。
もともとフェミニズム運動に共感していたFarrellですが、
女性活動家が男女平等でなく伝統を優先させはじめたことに違和感を感じ、
男性人権主義、徹底した平等の概念を打ち出します。
Farrellの著作『Father and Child Reunion』は、
久米さんの翻訳により、年内に発刊される予定です。

いま米国では、フェミニスト団体の勢力は変わらず強大であるものの、
マスキュリズムが学問として確立し、十分対抗できているとのこと。
フェミニスト団体は、マスキュリズムの講演会場で火災報知機を鳴らしたり、
講演者に唾を吐くなどの行為で対抗しているそうです。
これこそフェミニストが議論で勝てていない証拠だ、と久米さんは言います。

「The Red Pill」という男性権利運動をテーマにした映画が公開されるなど、
メディアも盛んに活用されています。

米国と比べて、現在の日本の状況はどうでしょうか。
日本の親子を取り巻く状況は米国の40年遅れなどと評されますが、
まさに米国の40年前の姿と重ならないでしょうか。
日本を代表するフェミニストの上野千鶴子は、
一貫して共同親権に反対しています。

ネットニュースには、千田由紀のような、
「面会交流殺人」などと称して父親を暴力的な存在と
決め付ける論調の学者が現れ、
ヘイトスピーチと言える言説を撒き散らしています。
父親に親権を与えると、家父長制(パトリアティ)を復活させる危険がある、
というのが彼らの主張です。男性にもともと有利な社会なのだから、
男性が多少差別されても仕方ないというスタンスです。
そこには、フェミニズムが本来掲げる平等主義はありません。
しかし、学会、メディア、政治に入り込んでいる彼らの意見は、
無視されないものとなっています。

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┣☆┫3 4月のホットライン
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毎月 第一、第三金曜日 19:00~20:30

4月は7日・21日です。

☎ 0265-39-2116 *秘密は守ります

こんなこと、ありませんでしたか?

✔家に帰ったら妻と子どもがいなくなっていた
✔お父さんが出ていってから、ずっと会えないまま
✔子どもの行方がわからない。保護命令を申し立てられた
✔養育費を払ってもらえない
✔離婚を考えているけど、子どものことはこれからどうすればいい

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┣☆┫4 4月の交流会情報
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■くにたち
【日時】 2017年4月9日(日) 17:00~19:00
【場所】 国立市公民館 小集会室
東京都国立市中1-15-1
(JR中央線 国立駅 南口下車 富士見通り方面に徒歩約5分) http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/soshiki/Dept08/Div05/gyomu/shisetsu/0058/1463551605248.html
資料代 500円 直接会場にお越し下さい
主催 kネット(担当・宗像) 連絡先 0265-39-2116
contact@kyodosinken.com

■鹿児島
2017年4月08日(土)
毎月、第二土曜日(18時~21時)
【場所】サンエールかごしま
〒890-0054 鹿児島市荒田1-4-1 TEL:099-813-0850
【連絡先】080-3946-0625
【メール】ywnwa@softbank.ne.jp

■別府
2017年4月15日(土)
毎月、第三土曜日(18時~21時)
【場所】別府市野口ふれあいセンター
大分県別府市野口元町12-43 TEL:0977-21-2208
【参加費】500円
【メール】itumo.itumademo.oyako@gmail.com
【問い合わせ】0977-77-1994

■北海道
2017年4月15日(土)
毎月、第三土曜日(13時30分~15時30分)
【場所】NPO法人自立生活センターさっぽろ 研修センター会議室
札幌市白石区南郷通13丁目南3 南郷シティーハウス1F  tel(011)598-7944
地下鉄東西線「南郷13丁目」2番出口下車徒歩2分
セイコーマートの左となり2軒目
【参加費】無料
*ご参加される場合には、お手数ですが、下記までご連絡いただけると助かります。
【メール】kick@orange.plala.or.jp
【電話】011-863-1377 カタラン(安岡)菊之進まで

【★現在の読者数 717人】実子誘拐、親子引き離しの違法化を
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昔、「オールドリベラル」とかいう言葉がありましたが、
「オールドフェミニスト」とか言われないように
男女平等を目指してきた方々の奮起を促したいところです。(宗像)

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