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□■  kネット・メールニュース  No.341
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「家庭裁判所に法の支配を。親子断絶促進法にNOを!」
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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2017年5月23日
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■今号のトピックス
1 週刊金曜日の別居親ヘイト企画
2 「夜明けは近い詐欺」にご注意!
3 親子断絶防止法から促進法へ
4 対案とロードマップ
5 親子の日2017スーパーフォトセッション

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┣☆┫1 週刊金曜日の別居親ヘイト企画
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週刊金曜日が「親子断絶防止法案」は誰のためのもの?
という企画を2017年5月19日号で7ページで取り組んでいます。

以下のような内容になっており、ざっくり言うと
別居親ヘイトと面会交流利権のための記事となっています。

斉藤秀樹「問題のある別居親のための法律は必要ない」
新川てるえ
「法律ができても面会交流は増えない まずは交流支援制度の充実を」
離婚経験者座談会

ちょっと驚いたのですが、
「問題のある別居親のための法律は必要ない」
というのは、例えば
「問題のある非差別部落出身者のための法律は必要ない」や、
「問題のある労働者のための法律は必要ない」、
あるいは「問題のあるシングルマザーのための法律は必要ない」
などという表現と同列ですが、あからさまなヘイトです。
別居親や男は加害者前提、という先入観から
なせるタイトル決め、と言われても仕方ありません。

特に斉藤の記事は
オーストラリアでは「2006年の成立からわずか5年で
離婚後の共同養育を柱とする法律を廃止している」
という表現があったので、北九州大の濱野さんに電話で問い合わせました。

このときの法改正は、政府の委員会の中で決まった内容を反映させる
形となっており、5対5の養育時間の割合についての基準を取り下げた、
という形をとっているそうです。
これを法の廃止と呼ぶことはできるでしょうか。

また、両方の親との接触が永久に断たれるということはまずなく、
単独親権で会う会せない、という旧態依然の議論を
延々と繰り返している日本とは違っていて、
背景のまったく違う事例を引き合いに出すのは、
完全な間違いとは言いませんが、フェアさに著しく欠けます。

不正確、かつ取材不足の企画です。

当然のことながら、kネットでは
週刊金曜日に面談を申し入れました。

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┣☆┫2 親子断絶法は税金の無駄
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ところで、もうすぐ法律ができるから、
離婚しないようにしてください、と別居親をけしかけて、
立法活動への期待を高め、時折ロビー活動に動員する人間が
いるというのを聞いています。

ぼくは人より若干長い当事者歴がありますが、
残念なことに、このように根拠のない期待を当事者に抱かせ、
法律自体は変わらない、という事態をくり返し見てきました。

言っている人は議員に働きかけているんでしょうが、
もちろん法律を作るのは議員なので、「夜明けは近い」
というのは、「議員のやることだから」と
後で何とでも言い訳の立つことです。

当事者には酷なことですが、このような発言はすべて詐欺です。

自分の問題は自分で解決するしかなく、
法律ができたとしても、自分のケースでそれなりの努力を
した人でないと、できた法律を使いこなすことはできません。
また自分の問題は何とかしようと思う意思のある人が
打開策を見出せるものです。

しかも現在進められている親子断絶防止法は、
子どもの連れ去り、引き離しを固定化、永続化する内容で、
「夜明けが近い」どころか、「夜が明けたら日没だった」
ということになりかねません。

もし、議員に働きかけるなら、こういう法律を
別居親は望んでいない、というのをきちんと伝えることが
自分の子どものためです。

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┣☆┫3 親子断絶防止法から促進法へ
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2014年に議論が始まった親子断絶防止法、
現在は「親子断絶促進法」ですが、
当初はそれなりに立法事実を踏まえて解決策を模索していました。

親子断絶防止に関する法律案(試案)要綱

現在の条文と見比べてみてください。

https://savechildren.amebaownd.com/posts/2181919

断絶法連絡会は、修正された条文の立法化を目指しています。
条文を見ればわかりますが、DVを一方的に言われたり、
子どもの意思を理由に子どもと会えなくなっている人にとっては、
これから先も、きちんとした手続きが保障されないまま
子どもと会えない状態が固定化されるので、
現行法案の推進は当事者への「裏切り」と言われてもしかたありません。

議員にはこの機を逃すと、立法がずっと先延ばしになると言われて
連絡会は受け入れを決めたようです。
しかし先日の子どもの日に福田さんが言ったように、
離婚と子ども事件が弁護士や裁判所にとっての花形産業となり、
また、マスコミが注目し続けている事例である以上、
ルールの整備は必ず必要になることです。

きちんと議論を仕切り直し、将来に禍根を残さない立法措置が
望まれますが、今の法案では無理筋です。

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┣☆┫4 対案とロードマップ
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kネット運営委員の小島から、
こんなやり取りをしたというメールが来ました。
何というか、余計なことをするときに「対案がない」と言いがちですし、
後退して進路不明な人が「ロードマップ示せ」とかよく言うみたいです。
なお、kネットメールニュースはkネットによる
インディペンデントな媒体です。投稿歓迎です!

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「対案が無」いと誹謗するのがどうやら流行っているようですね。
また,疑問があるからその人物のその他の活動も
否定するというのは非建設的でネガティブな意見で残念です。
他の方にも読んでもらいたいのでちょっと長くなりますが説明します。

理念法が閣法の前段階として,どうしても必要だという方達に
お付き合いする場合,
「現在の条文の2条2項,3項,9条を削除せよ。」が対案です。
また対案の一つとして,現状の連れ去り実効支配を容認し,
法的根拠を与える断絶促進法の成立を阻止するというのは
大切なロードマップです。
そもそも子どもとの取り返しの着かない時間が奪われている
切迫した問題において,理念法に時間を割いてはいけないというのも
ロードマップです。
理念法が骨抜きでも逆行させない条文であれば,
さっさと成立して欲しいと願っていました。

昨年9月の未だ反対でも無かった時期に,
この問題に尽力いただいている国会議員の〇〇先生から次のように言われました。
「親子断絶防止法って何か効果出ると思う?
早く終わらせて,DV防止法の運用改善に移らなきゃ駄目だよ。」とのことでした。

立法が4年も理念法で空費させられているのだから
DV防止法の適性化のためのロードマップとして必要なのが
行政の運用に問題があることを明らかにさせることであり,
それが今回の都議会文書質問プロジェクトです。
この進捗は,国会議員や他の地方自治体議員とも共有しています。
邪魔をしているのは,親子断絶防止法推進当事者達だけです。

4年も理念法に期待し,お行儀よく見られることに
陶酔している間に世論は逆行しています。
引き離し派達の主張やロビーイングはフェアでないことは明らかですが
議員達は無視できません。むしろ敵にしたくないので気を遣っています。
一件無茶苦茶を言っているようでも彼女達がしっかり世論形成ができているのです。
議員達にしてみれば,当事者達が世論にもっと訴えかけて
貰わないと好意的には動けません。

沢山の当事者達のマンパワーは,サイボウズやツイッター,
アメブロなど当事者同士の閉ざされた空間に費やされ
その間,世論はどんどん不利に操作されています。
この1週間でも木村草太氏の発言,週刊金曜日の記事など,
引き離し側はどんどんと世論操作を強めています。

この状況でも,理念法を通してから活用できると
信じ込まされているのでしょうが
通した後に活用するのは,〇〇氏や〇〇氏達の方が
上であることは明らかです。
別居親が危険という差別が固定化し,
次にできるのは面会交流利権というマーケットです。
利権ができれば,次のステップである民法改正でも,
不利になることは明らかです。

だから,ロードマップとして当事者達による差別解消の為の
世論形成が必須であり
今回の差別解消の世論形成の為の勉強会を企画しました。
現職政治家や未来の政治家が集う日本政策学校が情報拡散し
協力してくれています。
様々な社会問題解決の支援を行っている
日本財団CANPANプロジェクトの草の根ロビイング勉強会が
情報拡散し協力してくれています。
妨害しているのは親子断絶防止法推進当事者達だけです。

Kネット以外でも対案を示しながら,
廃案と現在の議連解散を訴える当事者も居ます。(略)

一部の当事者団体が情報公開せず進めた挙句に,
逆行する条文にされ容認しておきながら
「文句は連絡会や親子ネットでは無く初鹿に言え」と
筋違いの逆切れしているこの問題の当事者界とは大きな違いがあります。

「対案が無い,物足りないと駄々を捏ねている」という
曲解は懸命にこの問題を悪化させずに解決させようと
日々努力している者達への冒瀆です。
逆行させ,妨害し,冒瀆を楽しみ,
傷を舐め合っているだけの当事者界を非常に哀しく感じます。

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┣☆┫5 親子の日2017スーパーフォトセッション
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今年も7月の第4日曜日の親子の日の撮影会が開かれます。

親子の日2017スーパーフォトセッション

親子の日2017スーパーフォトセッション

「親子の日」当日に、ブルース・オズボーンが
100組の「親子」を撮影するイベントを開催します。
このイベントに、応募した方の中から親子を無料でご招待します。
撮影した写真は、プレゼント!(後日郵送)

募集要項

撮影日: 2017年7月23日(日)親子の日当日
※時間のご指定はできません。
※当日、スタジオでの待ち時間が発生する場合があります。
※ネガやデータはお渡しできません。
撮影場所: 東京都港区内の撮影スタジオ
(場所の詳細は、参加者に別途お知らせします)
参加費: 無料
※スタジオまでの交通費は各自でご負担ください。
応募要項: ※参加ご希望の方は、参加する親子全員の
名前/職業/代表者の連絡先電話番号/応募の動機を明記の上、
親子で写っているスナップ写真を同封し、以下の宛先までご応募ください。
郵送
〒240−0199 葉山郵便局私書箱13号
「スーパーフォトセッション」係
E-Mail session@oyako.org
※メールの件名には「スーパーフォトセッション」とお書き下さい。
応募〆切: 2017年6月30日(金)当日消印有効
参加が決定した皆様には、7月13日(火)までに事務局よりご連絡いたします。

【★現在の読者数 729人】実子誘拐、親子引き離しの違法化を
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早く娘連れて撮影行ってみたい。(宗像)

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