ホットライン記事

親権がない親たちでつくる「くにたち子どもとの交流を求める親の会（親子交流くにたち）」（中村淳一代表、国立市）は、別居や離婚によって子どもに会えな くなった親、親に会えなくなった子どもを対象にした電話相談「会えない親子のホットライン」を１２、１３日に開設する。

日本の民法は、夫婦が別居、離婚した場合、どちらか一方が親権を持つことを定めている。親権のない親が親権者に子どもとの面会を求めても、拒絶されることが多い。

相談は親、子だけでなく、親子の知人らでも申し込むことができる。▽民事調停で子どもに会う約束を取り付けたが、親権者が応じてくれない▽両親が離婚して不安だ▽親権がない親に会いたいがどうすればいいか－－などについて、会のメンバーが回答する。

中村代表は「法律的な助言はできないが、それぞれの立場で何ができるか、一緒に考えていきたい」としている。

ホットラインの開設は両日とも午後１～８時。０４２・５７３・５７９１。【山本将克】

【毎日新聞　2009年9月8日　地方版】