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□■  共同親権運動ネットワーク(kネット)メールニュース  No.67
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              ★選ばなくっていい パパの家 ママの家

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2012年2月4日  
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■今号のトピックス
1 また、東京高裁で面会謝絶決定 
2 離婚届の記入欄の変更「面会交流、決めた?」
3 インフォメーション
4 イベント
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┣☆┫1 また、東京高裁で面会謝絶決定
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kネットでは昨年5月に熱海支部で
藤倉徹也裁判官がIさんに対して出した面会謝絶審判に対して
抗議声明を出しました。
今回、Iさんの抗告を東京高裁の市村陽典裁判長が
棄却したことについて1月31日に東京高裁に申し入れしました。
法律が変わっても、裁判官の考えはまったく変わっていません。
いまだに同居親の拒否感情だけで年に写真3枚送付
という決定を追認します。

当日は民事7部の鹿野直人さんと15分程度窓口でお話ししました。
民法改正にあたっての最高裁からの通達は目を通していると述べ
「人としてどうなのかと言われると、職務中なので・・・・・・」
と話していました。
職務中でも、おかしいものはおかしいです。
市村裁判官にきちんと伝えることをお願いして
要請を終えました。Iさんは上告中です。
最高裁は弁論を開いてください。

以下、高裁への要請文

【東京高裁は子どもが親に会う邪魔をするな!】
 東京高裁裁判官・市村陽典に抗議する

東京高等裁判所第7民事部 
裁判官 市村陽典、齊木利夫、菅家忠行様

2012年1月31日
東京都国立市東3-17-11好日荘B-202
共同親権運動ネットワーク

 2011年に、静岡家裁熱海出張所において、
藤倉徹也裁判官は「子どもとの面会を認めず、
年3回写真送付」するという決定を出しました。
この判決を不服としたIさんに対して、
東京高裁(市村陽典裁判長、齊木利夫裁判官、菅家忠行裁判官)は
抗告を棄却し、家裁の決定を追認しました。
国家機関が自ら進んで親子の縁を切るこの非人道的な判決に
私たちは強く抗議します。
 抗告を棄却されたIさんは、生まれてこのかた
子どもに一度もあったこともありません。
また相手方に一度も暴力をふるったこともありません。
「子どもの最善の利益を考えた」場合、
面会交流を断絶する判決を下すに至った理由を、
述べる必要があるのは当然です。しかしながら、
判決はその理由について一切述べていません。
組織の体面を重視した、裁判官としての義務の放棄です。
こんな作文は判決の名に値しません。恥を知るべきです。
面会を断絶するのであれば、父親の顔を知らずに育つ
Iさんのお子さんの目の前で、子どもにもわかる言葉で
Iさんの要求の不当性について、きちんと述べてください。
それがIさんの息子への最低限の礼儀です。
あなたがたは邪魔にしかなっていません。
 相手方の一方的な拒否を高葛藤と言い換え、
それを理由に面会交流を拒否することは不当です。
昨年5月、所管の江田法務大臣も豊澤最高裁判所長官代理者も、
「父母の高葛藤は子どもの面会交流を否定する理由にはならず、
各家庭裁判所が面会交流の実現に向けて公的サポートを行うべきこと」
を述べています。
そのような観点に立てば、今回の時代錯誤な判決を、
市村陽典以下二名の裁判官が認めるわけにはいきません。
私たちは、きちんとした説明を東京高裁、
市村陽典・齊木利夫・菅家忠行裁判官に要求します。

静岡家裁藤倉徹也裁判官の決定に対する抗議声明

http://kyodosinken.com/2011/06/18/%E8%A6%AA%E5%AD%90%E9%96%A2%E
4%BF%82%E3%82%92%E7%B5%B6%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%9D%99%E5%B2%A1%E
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┣☆┫2 離婚届の記入欄の変更「面会交流、決めた?」
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読売新聞の報道によれば、
昨年の民法改正の施行を前に、
法務省は離婚時の面会交流と養育費の取り決めについて
離婚届の書式を、「取り決めをしたかどうか尋ねる欄」の
新設することを通達しました。
これまでは子の養育については親権についての記入欄が
あるだけでした。

「子との面会法、取り決めたか」離婚届に記入欄

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120202-OYT1T01248.htm

子供を巡る離婚後のトラブルが相次ぐ中、法務省は2日、
離婚届の書式を一部改めることを決め、
各市区町村に周知するよう全国の法務局に通達を出した。
 離婚後の親子の面会方法や養育費の分担について、
夫婦間で取り決めをしたかどうか尋ねる欄を新設している。
離婚後の子供の養育について、夫婦の意識が高まることによって、
トラブルの未然防止や、別居した親子の交流の促進が期待される。
 厚生労働省によると、夫婦の離婚は2010年、約25万件あったが、
夫婦の合意があれば離婚できる「協議離婚」が9割近くを占める。
協議離婚の場合、離婚届に必要事項を記入して市区町村に
提出すればよいが、離婚した後に、別居した親が子供に会えなかったり、
養育費を負担しなかったりというトラブルが生じるケースも少なくない。
 そのため、昨年5月に民法が改正され、
未成年の子供を持つ夫婦が離婚する際は、
親子の面会や交流、養育費の分担について取り決めるよう定められた。
4月から施行される。
(2012年2月3日03時03分 読売新聞)

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┣☆┫3 インフォメーション
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(1)「子供の引き渡しによる直接強制」についての質問趣意書

衆議院議員の馳浩議員(自民党)が、
1月9日付けで読売新聞で報道された
子供の引き渡しによる直接強について1月27日に
質問趣意書を提出しました。

http://www.incl.ne.jp/hase/seijikatudou3/shitumon/180022.html

馳議員質問趣意書で、
「直接強制の運用や執行状況によっては、
子供が傷つき、トラウマになるようなケースも報告されており、
運用改善や執行に関するルール作りが必要と考える。」
と述べています。

家裁が子の引き渡しに直接執行を用いる背景には、
子を連れ去れた親が、子どもを連れ戻す「奪還」を
防ぐ狙いがあると考えられますが、
そもそも、既成事実を追認して親子関係を絶ってきた
自分たちの決定への反省はありません。
中には、家出してきた子どもを裁判所職員が連れ戻す事例もあります。
また、そもそも面会交流を含めて家裁の強制力が弱いことが、
共同養育の取り決めを家裁で不可能にしてきました。

今回の質問で、実態が明らかになることを期待します。

(2)若林辰繁裁判官問題……父親、東京新聞に心情を吐露

ハーグ条約についての報道が続いていますが、
問題の本質が離婚後の子育てや裁判所のあり方について指摘した報道です。
記事中、千葉家裁松戸支部で若林辰繁裁判官に
「国会審議などこれまで参考にしたことは一度もない」
と放言された父親が体験談を述べています。

東京新聞2月2日朝刊
「『会いたい』嘆くイクメン 子どもの共同親権訴え」

「男性の育児参加が増える中、離婚後に子どもとの望む交流ができずに
いる父親も増えている。日本では片方の親にしか親権を認めず、
元妻からの面会を拒絶されるケースが続出しているためだ。
国際結婚が破綻した後の子どもの扱いを定めたハーグ条約の
批准に際しても、この『単独親権』の前時代性がやり玉に
挙がっている。離婚後の〝イクメン〟を取り囲む現実とは―。」
(以下略)

http://kyodosinken.com/2012/02/03/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%96%B0%
E8%81%9E%E3%80%802012%E5%B9%B42%E6%9C%882%E6%97%A5%E3%80%80%E6%
8E%B2%E8%BC%89%E3%80%80%E3%80%8C%E4%BC%9A%E3%81%84%E3%81%9F%E3%
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┣☆┫4 イベント
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★kネット総会・学習会
「みんなで話そう! 共同親権運動のこれから」

「原則交流・実質平等」を掲げて
共同親権運動ネットワーク(kネット)
の活動も昨年1月より第II期に入って一年が経過しました。
今回は、ゲストともに、これからの共同親権運動について
みんなで意見交換したいと思います。
学習会のみの参加も歓迎です。
振るって参加ください。

■日時:2月18日(土)学習会13:00~16:00
 (年次総会は10:00~12:00)
■会場: 東銀座313ビル8階 セミナールーム
東京都中央区銀座3-13-19
最寄駅: 東京メトロ日比谷線「東銀座」駅徒歩3分
都営浅草線「東銀座」駅徒歩3分
東京メトロ銀座線「銀座」駅徒歩5分
■参加費 1000円 
(講師謝礼、活動経費に充当させていただきます。)
□お話
益子行弘さん(東北公益大学教員)
……山形新聞(2011年12月21日)にて
「『親に会えない』悪影響 離婚後も子供の福祉が第一、
分離の現状 早急に是正」との提言。
堀尾英範さん(小児科医)
……「堀尾の保健学ブログ」で多数の共同親権関係資料を和訳、
子どもの立場から共同親権制度の必然性を提言。
◆主催 kネット 
kネットは、会員による交流会を各地で定期的に開催しています。
自助活動と呼ばれています。
ホームページで紹介するコーナーを設けました。

http://kyodosinken.com/category/news/topics_events/kouryuukai/

他団体の交流会の日程もお知らせしていますが、
自分の地域での交流会の情報を知りたい方は、kネットまで。

★2月のコトオヤネットさっぽろ(と面接交流ネット)の定例会

とき:2月18日(土)午後1時から3時まで
ところ:自立生活センターさっぽろ 会議室
(札幌市白石区南郷通14丁目南2-2ニュー南郷サンハイツ1F)
地下鉄東西線「南郷13丁目駅」2番出口下車徒歩2分
    セイコーマート向かい
連絡先:カタラン菊之進 
    (011)777-9331
    メール catalan-kikunoshin@jcom.home.ne.jp

【リーフレット「共同親権・共同養育ってなぁに?」】

共同親権運動ネットワークでは、リーフレット
『共同親権・共同養育ってなぁに?』を発行しています。
共同親権やハーグ条約についてわかりやすく解説するとともに、
巻末には、会報「共同親権運動」でおなじみのマンガ
「また会う日まで」を収録しています。

□頒布価格 300円(会員・賛同者は200円)
□申し込み 住所、氏名、郵便番号、電話番号、冊数、
会員(賛同者)、非会員の区別を明記の上、以下まで
→info@kyodosinken.com

【★現在の読者数 318人】
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【編集部より】
メールニュース読者からのイベントのお知らせ、その他投稿歓迎。
「イベントのお知らせ」に関しては、
タイトル及び内容を400字内で、
またその他投稿に関しても400字以内で
「メールニュース投稿」と件名に付して、以下までお送りください。
info@kyodosinken.com
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掲載できない場合があります。あらかじめご了承ください。

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★編集部後記
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東京高裁の鹿野さんは、にこやかでこっちの言うこと否定もせず、
なんとなく現状問題だよねえ、という雰囲気が伝わってきて、
こういう人は「やりにくい」のよね、と思いもした。
だからって結果はとても非情なわけで、
やっぱおかしいよ、東京高裁。(宗像)

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