「差別ブログ問題」最高裁への要請

「差別ブログ問題」最高裁への要請

「差別ブログ問題」最高裁への要請

3月6日、お昼休みに最高裁前でチラシ配りをした後、
最高裁に申し入れました。
最高裁では、秘書課の丸山審査官ほか1名に対応していただきました。

こちらからの要請後、最高裁から進捗状況として私たちに
伝えて欲しいとして、全国の裁判所職員に対して書面で、
服務規律に基づく注意を促したと、以下の内容が読み上げられました。

 

 

 

* * * * * * * * * *

 

最高裁の職員にチラシを渡す

最高裁の職員にチラシを渡す

裁判所職員がインターネット上でサービスを利用して
職場や職務にかかわる情報を発信する場合、
その内容によっては、国家公務員法上の
守秘義務に抵触する可能性があるほか、
守秘義務に抵触しない場合でも、事件関係者を侮辱したり、
誹謗中傷したりするような内容が含まれていれば、
国家公務員法上禁止されている信用失墜行為に該当することもあるから、
裁判所職員として法規を遵守することについて、
職責を負っていることをあらためて認識し、
国民からの信頼が損なわれることがないよう、
インターネット利用に際しては、より一層の注意を心がけるよう
周知した内容である。

 

* * * * * * * * * *

なお、ブログ作成者の特定はできていない、
裁判所の職員かは不明だが、内容からそうとも思える、
と述べました。

上記の内容は当たり前のことを言っているわけで
私たちからは、受け取った方は何のことかわからない。
裁判所の職員であれば、処分に値するし、
仮にそうでなかった場合は、裁判所職員の名を語って
問題を起こしているわけだから、裁判所の信用を落とす。
いずれにしてもブログの内容に対する、裁判所自身の
見解が述べられなければ、対処としては不十分だ、と述べ、
重ねて作成者の特定を求めました。

* * * * * * * * * *

→ 要望書のPDFダウンロードはこちら 「差別ブログ問題」最高裁への要請

 

【裁判所職員の意識改革を求める要望書】

 
日々法曹実務の向上に努められておりますこと、ありがとうございます。
私たちは主に離婚をきっかけとして、
子どもに会うのが困難になっている親たちの団体です。
別紙「裁判所職員の家庭裁判所利用者への差別発言を許さない共同声明」
にありますように、インターネット上のブログ
「裁判所職員のぶっちゃけ時事放談」で家庭裁判所の利用者について、
「当事者のキチガイ率も異常に高い」という書き込みがなされています。

昨年5月には千葉家裁松戸支部の若林辰繁裁判官が、
面会交流を明文化した民法改正案の成立について調停の席で、
「法務大臣が国会で何を言おうと関係ない。
国会審議など、これまで参考にしたことは一度もない」と放言しました。
これまで調停の席で裁判官や調査官に、
「こういうのもってこられると迷惑なんだよね」
と言われた離婚当事者もいます。

主権者と利用者を見下した裁判所職員の「お上意識」が
このような発言がくり返される背景にあります。
私たちは公務員に足蹴にされるために税金を払っているわけではありません。
二度と裁判所の職員がこのような発言をしないように、
私たちは裁判所職員の意識改革を求めます。
 
要望項目
1 裁判所としてブログの作成者を特定し、厳正な処分を科してください。
2 再発防止策を具体的に公にして実行してください。
また事実経過を全職員に周知し研修を実施してください。