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□■  kネット・メールニュース  No.162
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2013年12月28日
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■今号のトピックス
1 堀尾の共同親権学13「親権、面会交流、子の養育」
2 本日28日、今年最後の別居親交流会

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┣☆┫堀尾の共同親権学13「親権、面会交流、子の養育」
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今回の無理心中事件があったので、これを読んでみました。(堀尾英範)

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「親権、面会交流、子の養育」

Child Custody, Access and Parental Responsibility
 これは、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の
Krukによる文章です(2008年)。
この研究には、カナダ政府部局から、
一部分の資金援助が行われています。

 『最近の実証的研究の多くは、
勝者が全てを取るような単独親権から、
両方の親が協力して育てる共同養育へ
移行することを強く支持している。

①母親に単独親権を与えると、
多くの場合、父親を疎外し、父親不在を招く。
父親不在では、子どもの精神的予後は悪化する
(刑務所の若者の85%は父親不在である。
高校からドロップアウトする生徒の71%は父親不在である。
家出した子どもの90%は父親不在である)。

②親が離婚した子どもの70%は、
両方の親と同じ時間を過ごすことを望んでいる。

③共同養育の子どもと、単独親権の子どもを比較すると、
適応の全ての指標において、共同養育の子どもが優っている。

④単独親権では、両親の間の争いは、
時が経つにつれて増加するが、共同養育では、減少する。
子どもを失う恐れが増えるほど、
その後に暴力が起きる可能性が増える。

 カナダの家族法改正は、次のことを目的としている。
「別居や離婚の後でも、子どもが両方の親と、
親子としての意義深い関係を維持すること。
親の間の協力を促すこと。
両親の間の争いを減らし、裁判を減らすこと」。

 共同養育では、両方の親と子の関係が維持され、
両親の間の協力は最大となり、争いは減り、
深刻な家庭内暴力や児童虐待が減る。
子どもの養育をめぐって、法廷で両方の親が、
破壊的な戦いを行うことがほとんど無くなる。』

 この文章のうち、家庭内暴力に関する部分(p19-22)は、
以下のような内容です。
 『多くの研究によれば、家庭内暴力を行う頻度は、
男性も女性も同じであり、その影響もほぼ同じである
(Laroche, 2005; Pimlott-Kubiak and Cortina, 2003; Serbin et al.,2004)。

激しい家庭内暴力はまれであり、それを行うのは、
男性の3%、女性の2%ほどである(Laroche, 2005; Dutton, 2005)。
女性による暴力は、信じられているより、
はるかに多く、一般的であり、
暴力の深刻さも同等である(Stets and Straus, 1992)。
家庭内暴力の最も一般的な形態は、双方向性のものである(同書)。

 それまでは暴力は無かったが争い自体は激しかったケースでは、
親権を失って子どもを失う恐れが生じると、
暴力が行われる可能性が、ずっと高くなる。

 別居や離婚に際して、子どもとの関係を維持しようとして
苦闘する父親の自殺率は、平均より高い(Kposowa, 2000)。
非同居の父親が自殺したケースでは、
「法律を利用した虐待」が認められるケースがある。

 ブリティッシュコロンビア州の最高裁の判事Konigsbergは、
「子どもの生活から、片親を根こそぎに排除することは、
それ自体が児童虐待である」と述べている。』
 共同養育は、両性の戦いを減らし、協力を促進します。
そして、子どもの精神的予後を改善させます。
母親の児童虐待が減ります。
何よりも、子どもが心から喜びます。

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┣☆┫3 本日28日、今年最後の別居親交流会
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今年最後の交流会です。
みなさんの抱えてる状況、心情
最近の出来事、共有し話し合いましょう。

日時 12月28日(土)13:00~15:00 場所 
くにたち公民館講座室(銀座の交流会とは別です)

http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/shisetsu/s_city/001127.html
参加は無料(直接会場にお越し下さい)
主催 kネット(担当・宗像) 連絡先 03-6226-5419     

info@kyodosinken.com

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「無理心中」というのは昔は母親がするものだった。
実態は、自殺に子どもを巻き込んで殺害するというものだ。
状況は理解するけど、やった行為は肯定も共感もできない。
子どものこと考えたら、自分が生きていけないなら、
子どもだけでもと思いそうなものだけれど、
そうはならない。
片親排除だって同じ理屈で起きるんじゃなかろうか。
というか子どものためには死んでほしくない。
片親排除も殺人も同じ子どもへの加害行為だ。
親だからっていいはずない。

かつては母子一体の子育てという説明がされていた。
今は別の説明が必要なのかもしれないなと思った。

アメリカで面会交流の支援をはじめたのは、
父子のつながりの重要性に気づいた女性団体だったという。(宗像)

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