9月1日、東京高裁で一連の白馬村裁判の中で
先陣を切ってはじまった子ども手当裁判の弁論が開かれました。

この日、裁判所前で正午から仲間たちと情宣活動をしました。
裁判所前ではたいがいどこかのグループがアピールしていますが、
この日はぼくたちだけで、チラシはみるみる手渡され、
道行く人がチラシに見入っていました。

裁判所前では、「裁判所前の男」として有名な
大高さんも来ていたので、チラシを渡して
エールの交換をしました。

裁判では、記者や見学に訪れた大学生も含めて、
20人近くの傍聴者で傍聴席が埋まりました。
裁判官が緊張してたのがよくわかります。

原告の堤さん本人が意見陳述をし、
「市民にとっては法が頼りであって、
子ども手当については、国も県も受給資格があると認めている。
自分はなぜ受給できなかったのか理解できない。
私は村の担当職員として、実際に法にのっとり
手当を支給してきた。
その過去の自分の行為は違法になるのか」と、
今回の裁判の本質を突く、問題提起をしました。

裁判では、裁判長が和解を提案しました。
本来、一審で行政側が勝っている裁判で
裁判所が和解を提案せざるをえなかったというのは、
それだけ、裁判官が判決を書きたくないということ、
と代理人の杉山弁護士が、裁判後の集まりで解説。
それだけ今回の裁判は、こちら側が押し返している
部分がある、ということが予想できます。

実際、堤さん親子を散々な目に遭わせた
白馬村の前村長は、先日の選挙で落選。
この際、村は自ら自主的に、過去堤さんたちに
与えた損害を認めて謝罪してほしいものです。

次の裁判は住民登録編
9月16日13:30~ 東京高裁717号法廷です。
同じく正午から裁判所前で情宣を行います。