今朝(2016年4月25日)の朝日新聞朝刊に以下のような記事が出ました。

子どもと貧困、養育費と親権について 論者に聞く

山内深紗子

http://www.asahi.com/articles/ASJ476633J47PTIL01Q.html

2016年4月25日09時34分

この点について、kネットでは朝日新聞に以下のようなメールを出しました。

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朝日新聞オピニオン編集部「フォーラム係」ご担当者様

お世話になります

共同親権運動ネットワークの宗像と申します。

本日2016年4月25日の朝日新聞朝刊
「子どもと貧困、養育費と親権について 論者に聞く」中、
長谷川京子弁護士の発言について質問いたします。

1長谷川弁護士の発言中

「子育ては、成長する子どもの途切れないニーズに、
特定の大人が生活を共にし、応える営みです。
いまの法律は、この責任を果たせる人を「親権者」と定め、
子どものための権限を託しています。」

とあります。

現在の裁判所の運用では、親権をどちらの親に定めるかの
判断基準について、現に子どもを確保しているほうを親権者とする、
という前提で運用がされていると私どもは認識しておりました。
現に親権がほしければ子どもを連れて別居するように
弁護士の方々は指導しますし、実際ホームページ等で
そのように書いておられる弁護士事務所も少なくありません。

http://www.okabayashi-lo.com/generalcivil.html

子育ての責任を果たせる方が親権者として必ず指定されるなら、
子どもを連れて別居する必要はないはずです。

朝日新聞社は、このような実態があることをご存知ですか。

2 長谷川京子弁護士によれば、子育てとは
「成長する子どもの途切れないニーズに、
特定の大人が生活を共にし、応える営み」であり、
その責任を果たせる人が親権者とのことです。

私たちは子どもと離れて暮らす親たちのグループです。
親権のない者も会員に多くいますが、
そのような者は、子育ての責任を果たせない者、
ということになります。朝日新聞もそのように考えておりますか。

3 長谷川弁護士の発言
別居する父母の間を子どもが行き来して生活することになります。
子どもは、父母どちらの家でも根を張ることができません。
乳幼児なら愛着形成が阻害される懸念も生じます。」
はどのようなデータに基づいていますか。

4 同じく
「そのうえ、双方の親が子どもと暮らす建前なので、
収入の少ない親に支払う養育費は減額されます。
養育費をもっと減らしたい親からの養育時間の拡大要求が激しくなり、
裁判紛争が増えます。」
はどのようなデータに基づいていますか。

疑義の生じる点も他に多々ありますが、
まずは以上、お答えいただけますか。

宗像 充(むなかたみつる)
【共同親権運動ネットワーク】