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□■  kネット・メールニュース  No.298
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」

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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2016年6月16日
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■今号のトピックス
1 会報発送ボランティア急募!
2 調停ウラ記録メモ流出
3 家庭裁判所が親子を引き裂く
4 番組感想

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親子が親子であるということ、それは人権

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┣☆┫1 会報発送ボランティア急募!
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kネットでは会員と関係者、裁判所・女性センター等の
関係機関に会報を発送しています。

発送作業は当然運営委員の手作業ですので、
毎回人員不足で悩んでいます。
お手伝いのご協力をよろしくお願いします。

日時 6月18日13:00~
場所 kネット国立事務所
http://aoyagiksodan.seesaa.net/category/24721242-1.html
問い合わせ 03-6226-5419
munakata@kyodosinken.com
事前にご連絡いただけると助かります。

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┣☆┫2 調停ウラ記録メモ流出
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■中日新聞2016/6/15 朝刊
調停内部資料、当事者男性に誤って渡す
津家裁、事実に反する記述も

http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?

comment_id=373848&comment_sub_id=0&category_id=113&from=news&category_list=113

津家裁が二〇一四年に扱った離婚調停の内部資料を、
誤って当事者の四十代男性に手渡し、
資料の中で男性について「発達障害の可能性が高い」と、
事実と異なるとみられる記述をしていたことが分かった。(略)

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【解説】(記事のヘッドラインのみを確認していますが、
同様の問題は少なくないので触れておきます)

以前、同行した調停で当事者に調停記録の開示を勧めたところ、
けっこうな量が出てきました。その父親の人格を論じる部分もあり、
その方は不愉快に感じていました。

今回のメモ流出については、流出したことが問題であるのではなく、
当事者に見せられないようなメモを残したことがむしろ問題です。

通常、行政機関の情報公開の場合、
手元のメモでも全部市役所では開示の対象になり、
開示できないものは「不存在」や「非開示」となって
出さないか黒塗りで出てきます。

もし、そういった「不存在」や「非開示」の記載がなくて開示した場合、
公務中にとっていたメモは個人的な落書きや手遊びと同じレベルになるので、
職務専念義務違反の対象になり、不法行為の可能性があるからです。
したがって、今回のメモ流出は、
適正な手続きがむしろとられた事例かもしれません。

問題は、家裁の職員がその方の人格を裏であれこれ言い合って、
公文書として残している、ということです。
こういった記載はメモだからあるいは非公開だから
許されるという類のものではなので、
むしろ「名誉棄損」や「職権濫用行為」として問題視されます。

ただし、裁判所には行政機関にあるような
情報公開に関する法律や条例がありません。
昨年から開示結果に対して不服の申し立てが
できるようになったそうですが
裁判所の内部規約で任意に情報公開を進めているのが実態です。
(要するに、サービスでするお茶出しみたいなもの)
裁判所の前近代性を示す一例です。

普通調停では目の前で調停委員がメモを取りますから、
こういったメモが公務の範囲とされるのは当たり前で、
少なくとも、メモをとっているなら、
「開示請求の対象で、そうじゃないメモは
職務専念義務違反なので、とらないでください。
私には自己情報のコントロール権があるので、
そのメモは見せて下さい。」
と現場で調停委員に求めて、虚偽記載に対する
自己防衛をすることをお勧めします。

そうなると調停委員がメモを取らなくなる可能性もあります。
調停でのやり取りは残されない、とますます密室化します。
それに対抗するには、
何が話し合われ、何が暫定的に取り決められたのかは
口頭で復唱し、できれば自分のメモを見せて確認させて
調停委員のサインをもらう、という努力もありかもしれません。

暫定的な取り決めは中間合意として調停調書にしてもらいましょう。

調停委員がいやがれば、そういった内容のメモを残し見せてくれと、
やはり現場で粘る必要もあるかもしれません。
調停委員が前回話し合われた内容を
意図的にかそうじゃないのか、
まったく覚えていないことも少なくありません。

こういったやり取りは調停委員からすると
「私たちのことを信じないのか」と反発する方もいます。

しかし、当事者にも読んでもらえるメモを残せるような調停進行を
本来であれば調停委員はするのが当たり前です。
騙されて子どもと会えなくなっても調停委員は責任を負いません。
子どものために、調停の記録については自己防衛しましょう。(宗像)

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┣☆┫3 家庭裁判所が親子を引き裂く
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離婚しても子育てしよう! 共同養育の日企画

家庭裁判所が親子を引き裂く

日時7月23日(土)13:15開始、13:30開始~16:30
5月の第2日曜は「母の日」
6月の第3日曜は「父の日」
7月の第4日曜は「親子の日」
そしてその前日は「共同養育の日」

場所 三田いきいきプラザ集会室C
(港区芝四丁目1番17号)
地下鉄三田線・浅草線三田駅 A9番出口 徒歩1分
JR山手線・京浜東北線田町駅西口 徒歩8分

参加費 1000円(予約不要。直接会場にお越しください)

内容
講演 五領田有信弁護士
「子どもの奪い合いの現場から」

報告「家庭裁判所合戦録~実際どうなの? 家庭裁判所」

宮﨑保成(臨床心理士)
堤則昭(親子ネットNAGANO)
宗像充(ライター、kネット)
小島太郎(「ワンダーランド家庭裁判所」ビギナー)

主催 共同親権運動ネットワーク
TEL 03-6226-5419 メール contact@kyodosinken.com

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┣☆┫4 番組感想
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フジテレビ「面会交流拒否に対する日米裁判官及び世論の格差」
TBS「ニッポンの離婚 最大の犠牲者は子ども」

を紹介したら感想が来ました。

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フジテレビ、TBSの番組よかったです。池内は駄目

司会の最後のコメント最高です。
人口が減る(女性が結婚しない)一因は単独親権にある。
国政で問いたいものです。

【★現在の読者数 669人】子の連れ去り、引き離しの違法化を
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調停に原則がないから、脅したり騙したりの調停技法が
容認されることになり、メモにも残せない、ということに
なるんだけどね。(家裁監視団)
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