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□■   kネット・メールニュース  No.75
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              ★選ばなくっていい パパの家 ママの家

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2012年6月27日  
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■今号のトピックス
1 千葉家裁若林辰繁裁判官、国会でも有名に
2 インフォメーション

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┣☆┫1 若林辰繁裁判官、国会でも有名に
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面会交流が明文化された民法766条の改正について、
「法務大臣が国会で何を言おうと関係ない。
国会審議など、これまで参考にしたことは一度もない」
と述べた、若林辰繁裁判官。

kネットでも、本人に辞職を求めています。

http://kyodosinken.com/2011/12/21/3675/

「あなたと法律の議論をするつもりはない」
と言われたWさんの主張は認められず、
高裁でも書類審査であっという間に棄却されました。

法律を無視した発言を批判されると、
仕返しで申立人を負けさせる。
ただのワガママな人は、裁判官にいりません。

6月19日、
国会でも参議院法務委員会で桜内ふみき(みんなの党)参議院議員が
この問題を取り上げました。

http://kyodosinken-news.com/?p=5454

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■桜内議員

……特に法改正が行われた場合に、最高裁判所なりがしっかり指導して、
こういう法改正があったのであるから、
今後家事事件については、これまでの継続性の原則、
まず子どもを自分の手元に連れてきた親のほうが監護権を
得られる場合が多い。

……こういった原則は今後子の利益からすればそうじゃないんですよ、
そうやってDVのうその申立をした親が、
得をするようなそういう審判がなされると、
司法に対する信頼が損なわれるんじゃないか、
それを防ぐためにも、上級庁、最高裁の事務局なりが、
しっかりと研修を行う、
あるいは国会でどういう議論で法改正がなされたというのを伝えていく、
こういったことも必要だと思うんです。

……それも今までのところ、裁判官の独立という名のもとに、
ほとんど強く言えていない。
それで一方で、「不逞の輩」と言いますか、
裁判官独立しているんだから文句言うなというふうに言っている
裁判官もいるやに聞くんですけど、
これこそ本当に裁判官の独立じゃなくて、
「裁判官の独善」に陥っているんじゃないかと思うんですけど……。

■豊澤最高裁判所家庭局長 

……事務当局といたしましては、
これまで法改正等がありました場合には、
その立法の経緯や趣旨についても
周知するように努めてまいりました。
委員指摘の民法等の一部を改正する法律、
これに関しても国会における審議会の会議録の抜粋を
書簡に添付する形で周知をはかったり、
また、研究会等の経緯を利用して、
立法の経緯や趣旨について説明するなど、
周知をはかってきたところです。
今後もこういう取り組みを継続的に行って実務のサポートを
行っていきたいという風に考えております。

■桜内議員

……やはり事実認定のあり方とか、
今の制度が全然ダメだというつもりはないんですけど、
刑事事件が取り下げられてなくなったにもかかわらず、
そのことをまったく反映しないような事実認定が、
家庭裁判所でなされたと、こういったことがないように、
手続をもうちょっと定めていくですとか、
それから実際のこういった事例に際して、
裁判官の独立の範囲をしっかり限定していくべきなんじゃないかと
私は思っています。

なぜかというと、一般の民事事件、
地方裁判所は一人でやるわけですけど、
家庭内に入っていくと、担当の裁判官個人の意向というか、
家庭に対する思いとか、世間一般とかけはなれている場合があるので、
今の一人制というのを家庭裁判所に関しては合議制にするとか、
いろんなやり方があろうかと思います。

……家事事件の場合は、
まさに大きな人生のお金にかえられないものについて
裁判官が判断していく、より重い判断がなされていくわけですよ。
当事者裁判官の独立が独善に陥らないような仕組み作りが、
今後やはり検討していく必要があると思うんですけど。

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法改正後、同様の発言をされたという相談がkネットに届いています。
また、面会を認められなかったので、
1年後に再調停をした父親に対して
密室で取り下げの圧力をかける裁判官もいました。
そういう話ばかり聞くと、
最高裁は、どうしてこういう人ばかり選んで裁判官に任用するのかと
考え込んでしまいます。

家裁利用者は「キチガイ」だから、
そんな裁判官ばかり家裁に回されるんでしょうかね。

なお、この件に関する詳しい記事は以下で紹介されています。

http://kyodosinken-news.com/?p=5304

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┣☆┫2 インフォメーション
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(1)報道各種

■日経ビジネス 2012年6月27日

「日本人による“米国人拉致”問題の行方
条約の批准だけで問題が解決するのか?」
土方 奈美 2012年6月27日

http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20120622/233686/?P=1&rt=nocnt

*一般への記事閲覧は途中までです。

■関西テレビ 2012年6月21日

「離婚後の“単独親権”を考える」

http://www.ktv.co.jp/anchor/today/2012_06_21.html#02

■時事通信 2012年6月16日

長女の親権、元夫側に=司法取引の女性に逆転決定-大阪高裁
 
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012061400682

「国際結婚した兵庫県の女性(44)が
長女(9)を無断で日本に連れ帰ったとして、
親権妨害の疑いで米国で身柄を拘束され、
司法取引で釈放された事件に絡み、
大阪高裁が元夫(40)に長女の親権を認める決定を
出していたことが14日、分かった。
女性と元夫双方の代理人弁護士が明らかにした。」

結局、日本の裁判所は、現状肯定しかできず
自分の意見なんてありません。

なお、この問題については
ハーグ条約批准の議論でも取り上げられました。
また、TBSの報道特集でも
どんな場合であっても、
子どもは女性が見るのが、子どものためだという
日本の固定観念を強化する、情緒的な取り上げられ方が
なされました。

TBSの報道は双方の親と子の関係を
これからどうしていくべきかという視点を欠落させ、
個別の事例を政治的な目的に利用したという点で
悪質極まりないもので、報道と呼ぶに値しないものでした。

■朝日英字判 2012年6月8日

〝INTERNATIONAL MARRIAGE:
Changing Japan as a safe haven for parental abductions〟
   
http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201206080014

宗像もインタビューされました。

(2)家庭裁判所パンフ「家庭裁判所調査官」

http://kyodosinken-news.com/?p=5415

東京家庭裁判所のリーフレット置き場に置いてあります。

(3)岐阜市議会大西隆博議員一般質問

http://kyodosinken-news.com/?p=5444

子どもの権利条約を中心に質問しています。

(4)婚外子差別電話相談

「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」の
「婚外子差別にNo!電話相談」です

http://www.grn.janis.or.jp/~shogokun/

婚外子差別にNo!電話相談
7月より、毎月第4木曜日に行います。
(*12月は第2木曜日)
<午後2時~8時>
2012年、7月26日、8月23日、9月27日
10月25日、11月22日、12月13

「親が結婚しているかどうかで子どもを差別することは人権侵害です」
と同時に、
「親が離婚しているかどうかで子どもを差別することは人権侵害です」

親の選択や境遇を根拠に、
子どもを法的に差別することは許されません。

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★編集部後記
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前の裁判官の千葉家裁の今井理基夫裁判官は、
相手の主張をこちらに見せず、
事実認定について対抗しようもなく、審判では聞いてもいない
主張で事実認定がされた。
また、なかなか決定を出さず、
1年くらい放置する裁判官で千葉では有名な裁判官だ。
新しい裁判官は、「私は早く決定出しますから」と言いはしたけど、
前の裁判官のこと言うと、「私じゃないから」と逃げた。
これも「裁判官の独立」って言うんですかね。(宗像)

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