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□■ kネット・メールニュース No.212
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」
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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2014年9月7日
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■今号のトピックス
1 宗像・交流妨害訴訟、傍聴席は満席、被告席は空席
2 日弁連シンポ、マイクアピール
3 家庭裁判所が共同養育を受け入れないわけ
4 裁判情報
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【会報配布に協力を】
kネットでは、会報の29号を発行しました。
お近くの市役所や公民館、男女共同参画センターなどの
公立の施設、店舗や友人知人への配布に
ご協力いただける方はkネットまでご連絡ください。
郵送いたします(10部から)。共同親権運動を広めよう!
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┣☆┫ 1 宗像・交流妨害訴訟、傍聴席は満席、被告席は空席
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「あの日から、パパのもとへは帰れなかった」
9月5日、東京地裁立川支部で
交流妨害に対する損害賠償の裁判がありました。
訴えたのは国立市の宗像充さん。
詳細は以下、本人の意見陳述も紹介しています。
http://kyodosinken.com/
裁判では、
「子どもを会わせる」という約束をした上で
子どもを引き取った母親と、
その後子どもたちを一方的に養子にし、
共謀して交流妨害を行った養父の責任を問うています。
子どもの権利条約では、すべての養子縁組に
裁判所の許可と、親や関係者への聴取が義務ずけられており、
親権者の代諾により養子縁組がなされる日本の連れ子養子制度は、
国連から是正の勧告を受けています。
しかし、単独親権制度を守るために、
この制度は存続させられています。
今回の裁判では、子どもの権利条約に照らして、
母親だけでなく、養父も親権者として、
親との交流を保障する責任があることを法的に問うています。
裁判前には、原告の宗像さんが、裁判所前で
仲間とともにアピールしました。
裁判では、傍聴者が20人近く入り、
小さな法廷が満席になりました。
kネットも支援しています。
新聞社の取材も2社入りました。
宗像さんは、子どもを引き渡して以来、
一度も子どもたちが、故郷の国立に足を踏み入れられない
事実を指摘しました。
「あの日から、パパのもとへは帰れなかった」です。
被告らは代理人(石川英夫、石川さやか弁護士)も
含めて擬制陳述で裁判を欠席しました。
今回、被告らは、子どもの聞き取りの可能性があるため、
子どもたちが住む千葉で裁判をするようにと
移送の申し立てをしました。
東京高裁は、この申立を、「子どもの心情を考慮せよ」と
却下し、裁判の開始が半年も遅れました(最高裁で確定)。
宗像さんも主張したように、
会えない状況で、子どもに法廷で、
会いたいかとうか聞くこと自体が非現実的だからです。
結局、遠い立川で裁判をやるのが面倒で
そのために子どもを理由にした、というのが
今回の被告側の欠席で明らかになりました。
また、被告代理人は、移送申立に対抗した宗像さんが、
裁判を長引かせていると言っていましたが、
欠席しているのは被告ですから、
裁判進行を妨害する理由があるとしたら被告側です。
次回の裁判は
【10月17日午後2時~、立川支部408号法廷】です。
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┣☆┫ 2 日弁連シンポ、マイクアピール
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このシンポでは来場者は発言できません。
kネットでは、9月20日当日、
代わりに弁護士会館前でマイクアピールを行います。
@弁護士会館前
12:30~13:30
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http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2014/140920.html
第26回司法シンポジウム
「市民にとって本当に身近で利用しやすい司法とは
-民事裁判と家庭裁判所の現場から-」
日時 2014年9月20日(土)10時30分~18時
場所 弁護士会館2階講堂「クレオ」( →会場地図)
参加費等 参加費無料
資料(基調報告書)代:2,000円(弁護士のみ)
※一般参加者の方も当日購入することができます。
参加対象 どなたでも参加いただけます
内容(予定)
第2部 いま家庭裁判所に求められる役割と機能の充実〔13時45分開始予定〕
現状分析と提言~家裁の実情、当事者の声、オーストラリアの実務から~
パネルディスカッション
パネリスト
近藤 ルミ子(弁護士、元東京家庭裁判所所長代行)
二宮 周平(立命館大学教授)
山口 恵美子(家庭問題情報センター常務理事、元家庭裁判所調査官)
金澄 道子(弁護士)
コメンテーター
泉 房穂(明石市長、弁護士)
第3部 改革提言を実現する道筋(パネルディスカッション)
〔16時55分開始予定〕
パネリスト
泉 徳治(弁護士、元最高裁判所判事)
井田 香奈子(朝日新聞論説委員・司法担当)
片山 善博(慶応義塾大学教授、元鳥取県知事)
一般の方:事前申込は不要ですので、直接会場へお越しください。
主催 日本弁護士会連合会
共催 関東弁護士会連合会
東京弁護士会 第一東京弁護士会 第二東京弁護士会
問い合わせ先
日本弁護士連合会 法制部法制第一課
TEL:03-3580-9886 /FAX:03-3580-9899
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┣☆┫ 3 家庭裁判所が共同養育を受け入れないわけ
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今年4月、ハーグ条約が発効しました。
子どものために双方の親が養育に引き続きかかわることを
前提にした条約が、日本国内でも適用されています。
開国を求める条約加盟の議論のうねりによって、
国外の離婚後の子育ての実態やDV被害者支援の現状、
裁判所が本来果たすべき役割が、鎖国日本にも伝わりました。
法律家たちは、さまざまな開化案を打ち出そうとしています。
しかし、単独親権を堅持するため、
数えきれないほど多くの子どもたちから親を奪ってきたのもまた、
彼ら「法律ムラ」の住人です。
単独親権を脱するのに乗り越える課題は何なのか?
男は金稼ぎ女は子育てという伝統的意識、DV被害者支援の懸念、
そして裁判所の官僚機構、
……タブーなき議論を、私たちとともに!
日時 10月5日(日)午後1時15分開場、1時半開始~4時半終了
場所 東京ウィメンズプラザ第一会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-67(裏面に行き方)
■講演
杉原里美 「共同親権~記者から見た可能性」
瀬木比呂志 「家庭裁判所の闇」
ほか、家裁監視団の報告等
参加費 1000円(事前申し込み不要。直接会場にお越しください)
杉原里美
朝日新聞記者(社会部教育班)、
日本の別居親の運動が活発化した当初から、
別居親子の問題を取り上げる。
ハーグ条約加盟の議論時には、アメリカに行って現地取材を行う。
瀬木比呂志
明治大学法科大学院専任教授、元裁判官、
著書に『絶望の裁判所』(2014年現代ビジネス)、
最高裁中枢を知る元エリート裁判官の告発が話題を呼ぶ。
■主催 共同親権運動ネットワーク
T03-6226-5419 メール contact@kyodosinken.com
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┣☆┫4 裁判情報
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■白馬村裁判、住民登録編
【日時】9月16日13:30~
【場所】東京高裁717号法廷です。
*同じく正午から裁判所前で情宣を行います。
■熊本・交流妨害訴訟、弁護士の不法性問う
【日時】2014年9月29日(月)午後1時30分~
【場所】熊本地方裁判所501号法廷
熊本県熊本市在住の宮﨑保成さんは、
面会交流に応じなかった別居中の妻と、
その妻の弁護士に対して、
本人訴訟で慰謝料を求める損害賠償請求をしています。
■宗像・交流妨害訴訟
【日時】10月17日午後2時~
【場所】立川支部408号法廷
東京都国立市在住の宗像さんは、
宗像さんの娘との子どもの交流妨害を行った元妻と、
宗像さんの娘を養子縁組し同じく交流妨害を行った
親権者・養父の行為の不法性を問う
損害賠償の裁判を提訴しました。
*本人訴訟等の支援や宣伝を希望の方は
kネットまでご連絡ください。
☆『子どもに会いたい親のためのハンドブック』好評発売中!】☆彡
http://www.shahyo.com/mokuroku/life/feminism/ISBN978-4-7845-1489-2.php
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当日、
「こんな未来はあまりにも悲しい」……
と思った方がたくさん集まってくださいました。
遠く、近くから傍聴に来られた皆様、
たいへんありがとうございました。
もうちょっと明るい未来にしていきましょう。(宗像)
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