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□■  kネット・メールニュース  No.339
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」
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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2017年5月18日
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■今号のトピックス
1 子どもに会いたい親のためのミニセミナー
2 別居親は親子断絶防止法に反対です
3 憲法学者、木村草太の別居親ヘイト
4 やっぱり「単独親権殺人」?
5 子の拉致引き離し問題を 行政と市民運動から考える
6 5月の松川交流会は中止

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*携帯メールからメッセージを下さり、PCメールからの
設定拒否をしておられる方、恐れ入ります。
スタッフメールは代表メールではないため、返信メールができなくなっています。

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┣☆┫1 子どもに会いたい親のためのミニセミナー
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東京での交流会前にミニセミナーをすることにしました。

【毎月第四土曜日】 離婚しても子育てしよう!
子どもに会いたい親のためのミニセミナー

子どもと引き離されて途方に暮れている方、
何とか元パートナーとの間で子育てを続けたい方、
共同養育の道筋を見通し、新しい家族関係をつくるための実践講座です。
セミナーを通して、希望を忘れず、
ご参加頂いた方の少しでも助けになれれば、幸いです。

◆対象:子どもと引き離されて間もない方、
打開の方策が見えない方、元パートナーに子どもにかかわってほしい方etc、
男女問いません。
◆開催日時 原則5月~12月の第4土曜日午後1時~2時、
30分程度の講演と質疑・意見交換など
(5月は第3土曜日です。
また日程は予定ですので会場の都合等で変更することがあります)
◆講師:宗像 充 (kネット運営委員)
ライター、。2008年時に人身保護命令で子どもを引き渡して以来、
共同親権運動を提唱、牽引。『子どもに会いたいハンドブック』著者。

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第一回目は以下です。

【日時】2017年5月20日
ミニセミナー:午後4時~
交流会:午後5時~
【場所】御茶ノ水 全労会館 302会議室
東京都文京区湯島2-4-4
http://www.zenrouren-kaikan.jp
【子どもに会いたい親のためのミニセミナー】
内容:どうして連れ去りが起きるのか?
~自分が置かれた状況を理解しよう
講師:宗像 充(kネット)
*連れ去りと引き離しが起きる構造的な背景、
理不尽な状況の中での心構えについて解説します。
【参加費】ミニセミナー:1000円、交流会:500円

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≪セミナー日程と内容(全8回)≫
第1回(2017年5月20日    どうして連れ去りが起きるのか?
~自分が置かれた状況を理解しよう
第2回(6月24日)    法律は敵か味方か?
~関係する法律を知っておこう
第3回(7月22日)    朝起きて死にたくなったらどうする?
~コンディショニングの方法を知ろう
第4回(8月26日)    家庭裁判所ってどんなとこ?
~しくみと成り立ちを知っておこう
第5回(9月23日)    家庭裁判所攻略法
~調停・審判の実際
第6回(10月28日)    あなたの周りは敵ばかり?
~支援者・弁護士/行政・学校との交際術
第7回(11月25日)    共同養育コミュニケーション術
~(元)パートナーとどうつきあうか
第8回(12月23日)    共同での子育てってどうするの?
~自分の子どもとどうつきあう

参加費:各回1,000円(予約不要。直接会場にお越しください)

≪ご注意/お願い≫
本セミナーは、御茶ノ水(又は銀座)周辺で、
定例の「東京交流会」(午後2時半~4時半、参加費500円)の前に開催します。
開催場所や開始時間については、「交流会」の情報と併せて、
kネットHPなどで適時ご案内致しますので、事前にご確認ください。
また、セミナー後の「交流会」と合わせて、
個々人のケースに具体的な道筋を探ります。
交流会にも、是非ご参加ください。

■主催 共同親権運動ネットワーク
TEL:0265-39-2116(kネット)
メール:contact@kyodosinken.com URL:http://kyodosinken.com

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┣☆┫2 別居親は親子断絶防止法に反対です
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もはや、一部の別居親ボスが、自分の体面のために
別居親を法案成立に向けて煽っているだけなのはみえみえですが、
立法活動を別居親排除のために活用しようとする動きも強いので、
法案が今国会中に上程される可能性もあります。

そこで、以下を参考に議員向けにファックスを送って
法案への反対の自分の意見を届けましょう。
私たち別居親が、この法案を歓迎していないというのを
示すことが今必要です。

http://aoyagiksodan.seesaa.net/article/449991016.html

以下、法案の問題点についての宗像の意見書です。

1 親子断絶の明文化によって不当な行政措置が正当化される

法案は、両親との交流を明記した理念法とされる一方で、
9条においてDVや虐待の際には、親子断絶も含めた例外措置を明文化している。
このような規定は、「DV夫に子どもを会わせるのか」という
感情的な反発に対応したものと考えられる。
しかし、裁判所の判断は子どもを確保したほうに親権を渡すのみであり、
一方で、子どもと引き離された多くの親が、
家庭裁判所においてDVやモラハラなどを主張される現状がある。

現在、子どもを連れ去った親が一方的なDVの主張をし、
連れ去られた側は異論も唱えられないままに、
行政や警察が介入してそのまま子どもと引き離されている。
そのことがさらに、先手必勝である親による子の連れ去り行為を促してきた。
立法行為によってそれが正当化されれば、今後子の連れ去り行為、
それに起因する親子断絶は加速することになる。
例外措置の広範な解釈を可能とする明文化により、
現在当事者間で任意に実施されている共同養育の努力が損なわれる。

2 子どもに苦痛を強いる

法案は2条2項において、子の年齢、成長に応じて、
子の意思を表明する機会を保障することを促している。
一方で親による子の連れ去り行為(そのものは現状でも誘拐罪の対象である)は
立件されないため、子どもは親への思慕の念を表明することが
事実上できなくなる。
その上での聞き取りは尋問にほかならず、親を諦めさせることを子どもに強いる。
これは子どもの意見の尊重ではなく、子どもの権利侵害にほかならない。

私の娘は、私と会ったときにいちご狩りに行きたい、と希望したため、
私は元妻に対して現行の隔月4時間の交流時間の拡充を求めた。
ところが元妻の代理人は直接子どもに尋問し、
子どもを恫喝して「行きたくない」と言わせた。
裁判所でも、このような行為は、
親子断絶を弁護士が企図する場合の常とう手段であり、
新しい根拠法の存在は、このような尋問を促し、
親と引き離された子どもたちに苦痛を与え続けることになる。

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┣☆┫3 憲法学者、木村草太の別居親ヘイト
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ラジオ番組の「社会の課題、私の視点」というコーナーで
憲法学者の木村草太が発言していたので、コメントを書きこんでおきました。

木村草太「親子断絶防止法の課題」2017.05.17

紹介してくれた人からはこんなコメントが寄せられています。

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彼の解釈には,同居親が安全で正当な唯一の監護者という前提と,
別居親は,DVや児童虐待の恐れがあり
正当な監護者となり得ない者という偏見と差別があります。

実際は,DVや児童虐待による避難別居も実子誘拐や
洗脳虐待による引き離しも離婚全体からみればマイノリティで
大半は,何の取り決めも無く泥沼の係争にもならずに,離婚していて
当然,面会交流と養育費が白紙だから上手くいっていないというケースで,
親子断絶防止法のつくりはここをターゲットにしています。

所謂,私たちの子どもとの問題では無く,他人のケースです。
頭を下げ続けて,やっていただく問題ではありません。
この法律において私達は当事者ではありません。

これでは,一方的に片親を排除する親の横暴を食い止めることには
何ら繋がらないでしょう。

実子誘拐と洗脳虐待,養育妨害という暴挙に対する
ペナルティに焦点を絞らない限り
何の効果もないどころか,どんどん差別と偏見を増長させることになっています。

親子断絶防止法は長年の悲願とか言っている
ご先輩当事者方には一刻も早く迷惑だから引退して欲しいと願うばかりです。

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┣☆┫4 やっぱり「単独親権殺人」?
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同じ人からのメッセージの続き。

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「面会交流殺人」の事件で,子を殺された同居母親が
面会交流に行かせたことを後悔しながら
それでも面会交流は必要だったと語った記事に感動して
別居親が情報拡散しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170517-00009681-jprime-soci

一般の方は,それをみて同居親の健気さに感動し
別居親は危険な存在という偏見が増し
自由に会わせず,税金を投入して,体制を整えないと
会せるのは危険という風潮になっています。
馬鹿さ加減に情けなくなってきました。

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この事件、親権を奪われ、月に1回しか会えないことに
絶望した親が起こした事件とは違うんでしょうか。
だとするとやっぱり「単独親権殺人」になります。

親子ネット、「ぼくたち危険です」って言っているようなもんです。
小田切さんも、困るんだよなあ・・・。

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┣☆┫5 子の拉致引き離し問題を 行政と市民運動から考える
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なお、断絶法成立を企図している一部の別居親は
議員にファックスを送るのは失礼だ、というバカな議論をしているようですが、
議員への働きかけを制止するための議論であり、
本気で言っているとしたら、立法活動をする資格もない素人です。

法案の反対、賛成を訴えるときに、
議員に手紙やファックスを送るのは、主権者の務めでもあるので
議員に声を届けるときに普通にやっていることです。
遠慮なく反対のファックスを送ってください。
あと、いろいろやり方勉強してね。

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親子断絶問題当事者勉強会
2017 年 5 月 28 日(日)

海外では誘拐・児童虐待とされる片親による子の連れ去りが,
日本国内 では横行し,断絶される親子の問題が起きています。
現状の司法の運用 を容認明文化する立法の動きもあるなか,
当事者の市民運動や行政へ の働きかけから,
問題の解決を探る勉強会を開催いたします。

第一部
「子の連れ去りとその後の断絶を可能にしている
DV 支援措置の不当目的利用の実態を
明らかにすべく挑んだ都議会質問の進捗とこ れから」

宮瀬英治氏 (日本政策学校 1 期生・東京都議会議員)
国際協力 NGO 風の会ファウンダー。
しがらみのない政治を標榜し,自殺や DV の問題,
予算の不正など正 義を貫く為の政策を実践されてきた。
真に困っている方達の役に立ちたいという思いから
親子断絶問題にも関わる。

小島太郎 (日本政策学校 10 期生・共同親権運動ネットワーク)
立法に期待するだけでなく,
行政への働きかけや差別を解消する市民運動により,
問題 の早期打開を図り,都から国,区市町村,
市民運動から世論形成の必要性を説く。

第二部 「当事者たちの声を社会に届ける計画作り ~差別解消に向けて」
明智カイト氏 (日本政策学校講師)
『草の根ロビイング勉強会』運営メンバーとし
「ロビイング」や「アドボカシー」が学べる機会を提供している。
自身も中学生の時にいじめを受け、自殺未遂をした経験から
「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」を立ち上げて、
「いじめ対策」「自殺対策」など のロビー活動を行ってきた。
著書に『誰でもできるロビ イング入門~社会を変える技術~』(光文社新書)。

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┣☆┫6 5月の松川交流会は中止
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恐れ入ります。5月の松川町交流会は
スタッフの都合がつかず中止いたします。

【★現在の読者数 723人】実子誘拐、親子引き離しの違法化を
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親子断絶防止法は長年の悲願なんて、
こんな法律できたら、これまで運動してきた先人が泣くよ。
ていうか、ぼくもやっぱ引退させられたりして。

共謀罪が通ったら、断絶防止法の議論を始めるなんて、
そもそも二度目の連れさり(奪還)のみ未成年者略取誘拐、
になるなんておかしい、取り戻したらとか言ってた連中が、
共謀罪の成立を願っているとしたら、
子どものことなんて最初からまじめに考えてないよ。
実子誘拐の違法化ないまま今度は共謀罪?
別居親なんてテロリストの集まりでしょう。(宗像)

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